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チョコレートの健康効果を具体的な研究結果で確認してみましょう。




チョコレートにはポリフェノールがたっぷり!

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「チョコレートは砂糖が入っていて甘いから、身体に悪そう。」
と思っていませんか?

でも、実はチョコレートは健康に良いことだらけなんです!

チョコレートが健康に良い理由は、
チョコレートにはポリフェノールが含まれているからです。

チョコレートの原材料はカカオですが、
カカオにはカカオポリフェノールがたっぷり含まれているんです。

ポリフェノールは抗酸化作用が高く、
身体の中の活性酸素の働きを抑えてくれて、生活習慣病予防やがん予防、
アンチエイジング効果があるとされています。

チョコレートを食べれば、
ポリフェノールを摂取することができますので、
健康に良いというわけなんです。

チョコレートで血圧低下

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「チョコレートはポリフェノールが含まれているから健康に良い」
と言われても、本当かどうか半信半疑の人もいると思います。

チョコレートの健康効果を実際の実験結果と共にご紹介します。

まずは、血圧低下の効果からです。

愛知学院大学と食品会社の明治が産官学共同で、
45~69歳までの男女347人に
カカオポリフェノールを多く含むチョコレート(カカオ成分72%)を、
4週間毎日25gずつ食べてもらい、
血圧の変動を調べるという研究を行いました。

その結果、収縮期血圧は平均で2.62mmHg、
拡張期血圧は平均で1.88mmHg低下していて、
もともとの血圧が高めの人ほど低下量が大きいという結果が出たんです。

これは、カカオポリフェノールに血管を広げる作用があり、
血管が広がったことによって血管壁への圧力が下がり、
血圧が低下すると推測されています。

チョコレートを1日25g食べるだけで、高血圧を改善できるなんて、
とても簡単で今すぐ始められる高血圧対策法ですよね。

チョコレートで認知症予防

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チョコレートのカカオポリフェノールの働きは、
血圧を下げるだけではありません。

脳を活性化する作用もあるんです。

先ほどと同じ産官学共同の研究で、
カカオポリフェノールを多く含む
チョコレート25gを毎日4週間食べ続けると、
血液1mlの中のBDNFが平均6.07ナノグラムから7.39ナノグラムに
増量していることがわかったんです。

BDNFとは、脳由来神経栄養因子のことです。

BDNFが増えるということは、認知機能が拡大し、
脳が活性化しているということです。

このBDNFは近年注目を集めていて、
うつ病や認知症と関係している成分なんです。

BDNFは記憶や学習を司る海馬に多く存在していて、
加齢に伴って減少すること、
またうつ病やアルツハイマー病でも減少することがわかっています。

つまり、チョコレートを食べてカカオポリフェノールを摂取すれば、
BDNFが増えて、うつ病予防や認知症予防につながるというわけです。

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、
血管を広げて血圧を下げる効果、
BDNFを増やして脳を活性化する効果があるんです。

「抗酸化作用があるんです」と言われるだけでなく、
実際の実験結果を見たほうがその信憑性は高まりますよね。

しかも、たった25gのチョコレートを食べればその効果は現れますので、
今日から仕事や勉強の息抜きには、
チョコレートを食べるようにしてはいかがですか?





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2015年6月9日 | カテゴリー:食生活

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