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エコノミークラス症候群はテレビを見ているだけでもリスクが上がるって本当?




エコノミークラス症候群は日常生活でもなる?

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エコノミークラス症候群といえば、
長時間飛行機のエコノミークラスに座り、
長時間同じ姿勢を続けることで、脚に血栓ができて、
それが肺の血管につまり、酸素と二酸化炭素の交換がうまくいかず、
呼吸困難になる病気です。

「エコノミークラス症候群」という名前を聞くと、
それほど深刻な病気というイメージを持っていないかもしれませんが、
大きな血栓が肺の血管に詰まってしまうと、低酸素状態になって、
最悪の場合は死に至ることもありますので、
とても危険な病気なのです。

エコノミークラス症候群は
飛行機に乗っているときだけなるものではありません。

実は日常生活内でも、
エコノミークラス症候群になるリスクはあるんです。

大阪大学の公衆衛生学の白川氏が
テレビの視聴時間とエコノミークラス症候群(肺塞栓症)による
死亡リスクの関係を調べたところ、
1日のテレビを見る時間が5時間以上の人は、
2.5時間未満の人に比べて、肺塞栓症で死亡するリスクが
2.28倍高いことがわかりました。

さらに年齢を40~59歳に限定すると、
そのリスクは6.49倍にも跳ね上がるんです。

これは、長時間テレビを見ることで、
同じ姿勢を続け動かないことが原因ではないかと推測しています。

なぜ動かないと血栓ができるの?

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エコノミークラス症候群は、長時間飛行機に乗ったり、
長時間テレビを見るなど動かないことが直接的な原因になります。

では、なぜ動かないと
エコノミークラス症候群になるのでしょう?

先ほど説明したように、エコノミークラス症候群
脚にできた血栓が肺の血管を詰まらせることで起こります。

つまり、動かないと脚に血栓ができやすいということです。

血液は心臓から送り出されて、
全身を巡り、また心臓に戻りますが、
脚は心臓からもっとも遠い部位ですよね。

また、足の先から心臓に戻るためには、
重力に逆らって流れないといけません。

そのため、脚の血液は元々流れが遅くなりやすいんです。

血液は流れていないと固まってしまいますので、
脚は血栓ができやすい部位なのです。

でも、日常生活を普通に送っていれば、
脚に血栓ができるリスクはとても低いんです。

それは動いて脚の筋肉を使っているからです。

脚の筋肉を動かすと、筋肉の動きがポンプ作用となって、
脚の静脈の血流を促進するんです。

でも、長時間の同じ姿勢をとって動かないと、
脚の筋肉を動かさないため、血液の流れが遅くなり、
血栓ができやすくなるというわけです。

血栓を防ぐためのポイント

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海外旅行が好き、仕事で海外出張に頻繁に行かなくてはいけない、
テレビを見るのが趣味という人もいますよね。

そういう人はどうすれば、
エコノミークラス症候群を防ぐことができるのでしょうか?

エコノミークラス症候群は、
動かないことでリスクが上がりますので、
脚の筋肉をこまめに動かすようにしましょう。

座席に座っていても、
つま先やかかとの上げ下げをするだけでも、
筋肉を動かし、血流を促進することができます。

また、1時間に1度は立つようにしましょう。

飛行機に乗っている時はトイレに立ったり、
テレビを見ている人はCM中に立ち上がって
部屋の中を少し歩くと良いでしょう。

そして、必ず水分をたっぷり取るようにしてください。

血液がドロドロだと血栓がさらにできやすくなりますので、
水分をたっぷりとって、血液をサラサラにしておくと
血栓を予防することができるんです。

エコノミークラス症候群になるリスクは、
日常生活の思わぬ場面に潜んでいますので、
長時間同じ姿勢は避けること、
脚の筋肉は意識的に動かすことを意識するようにしましょう。





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2016年1月1日 | カテゴリー:健康全般

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