肌を乾燥から守るために取りたい4つの栄養素!もっとも良い方法とは?
肌を乾燥から守る栄養素=ビタミンA
あなたは肌の乾燥に悩んでいませんか?
空気が乾燥する冬はもちろんですが、
湿度が高い梅雨の時期や夏でも、
肌がカサカサと乾燥しているという人は、
肌を乾燥から守る栄養素が不足しているのかもしれません。
肌を乾燥から守る5つの栄養素をご紹介します。
まず1つ目は、ビタミンAです。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保つ作用がありますので、
肌を乾燥から守って潤いを保つためには、
欠かせない栄養素なんです。
ビタミンAはうなぎやアナゴ、レバー類、
緑黄色野菜などに多く含まれていますが、
動物性のビタミンAは取りすぎると、
頭痛などを引き起こす急性毒性や慢性毒性を引き起こします。
妊婦の場合は、胎児の奇形を引き起こすリスクもありますので、
緑黄色野菜からビタミンAをたっぷり取るようにしましょう。
植物性のビタミンAは必要な分だけ吸収されて、
過剰分は吸収されないまま体外へ排出されますので安心なんです。
肌を乾燥から守る栄養素=ビタミンC
肌を乾燥から守る栄養素2つ目は、ビタミンCです。
ビタミンCは美肌に欠かせない栄養素として有名ですよね。
なぜ、ビタミンCは肌に良いのでしょうか?
ビタミンCは肌の潤いを保ち、
乾燥を防いでくれるコラーゲンの生成を促してくれる働きがあります。
コラーゲンは細胞と細胞の間に存在し、
各細胞をつなぐ接着剤のような役割を果たしますので、
細胞を支えている存在なんです。
肌の細胞をつないで支えることで、
肌の張りや潤いを保ち、乾燥を防いでくれるのです。
コラーゲンそのものを含む食品はありますが、その食品を食べても、
体内にそのままコラーゲンが吸収されるわけではありません。
コラーゲンは一度分解されてアミノ酸に分解されてから吸収され、
体内で再度コラーゲンに合成されるんです。
ですから、コラーゲンだけを食べても意味がなく、
合成を促すビタミンCを摂取しないといけないのです。
ビタミンCはかんきつ類をはじめ、
多くの果物や野菜に含まれています。
肌を乾燥から守る栄養素=ビタミンE
肌を乾燥から守る栄養素3つ目は、ビタミンEです。
ビタミンEは血行を促進する役割があります。
肌の血行が良くなれば、老廃物が除去され、
栄養素や酸素が十分に届きますので、
肌の新陳代謝が活発になります。
肌の新陳代謝が活発になれば、
活き活きとした元気な細胞が
どんどん生まれることになりますので、
潤いがある肌を作ってくれるのです。
ビタミンEはゴマやアーモンド、ナッツ類、
アボカドなどに豊富に含まれています。
肌を乾燥から守る栄養素=セラミド
肌を乾燥から守ってくれる栄養素4つ目はセラミドです。
セラミドは、あまり馴染みがない栄養素ですよね。
でも、肌を乾燥から守るには欠かせない栄養素なのです。
セラミドは肌の角質層に存在する脂質の一種で、
肌の水分が蒸発することを防ぎつつ、
肌を外部刺激から守ってくれるのです。
アトピー性皮膚炎の人は
肌のセラミドが不足していると言われていますし、
セラミドを外部から補充できるような
セラミド入りの基礎化粧品もたくさんあるんです。
セラミドが豊富に含まれている食品は、
こんにゃくや大豆、黒豆、ひじき、ワカメなどです。
肌の乾燥に悩んでいる人は、
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、
セラミドを積極的に摂取すると、肌を乾燥から守り、
潤いのある肌をキープできるはずです。
ただ、肌を乾燥から守るためには、
これらの栄養素だけを取っていれば良いというわけではありません。
コラーゲンの原料や肌の細胞の原料となる
たんぱく質や肌の水分の蒸発を防ぐ脂質も、
肌を乾燥から守るためには重要な栄養素になります。
ですから、ご紹介した4つの栄養素を積極的に取りつつも、
栄養のバランスの良い食事を取ることが、
肌を乾燥から守るためにはもっとも良い方法と言えるでしょう。