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カプセル内視鏡が保険適用に!大腸がん検診受診率アップに期待されます。




急増した大腸がん

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戦後から1970年代までは、欧米人に比べて
日本人が大腸がんを発症する割合は低かったのですが、
1980年代から日本人の大腸がん罹患率は急増し、
現在は欧米人とほぼ変わらないほどの罹患率になっています。

現在の日本人のがん死亡率で、
大腸がんは女性で1位、男性で3位になっていて、
2020年には男性での死亡率は2位に上昇すると
予想されています。

日本人の大腸がん増加の原因は、
食生活の欧米化にあると言われています。

伝統的な日本食は、
海藻類や根菜類など食物繊維が豊富でしたが、
食生活が欧米化することで、食物繊維の摂取量が減り、
肉類や乳製品など高脂質・高カロリーを
摂取するようになったため、
欧米人並みに大腸がんが増加したのです。

現在、大腸がんで死亡する人は年間4万人以上いますが、
大腸がんは早期に発見できれば予後は良好で、
ほぼ100%完治可能ながんです。

ただ、初期の大腸がんは自覚症状が出ないため、
検診で発見する必要があります。

低い大腸がん検診率

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大腸がんは、早期発見・早期治療が必要ですが、
自覚症状が乏しいという問題があります。

そのため、定期的にがん検診を受けて、
自覚症状が出る前に発見しなければいけません。

でも、残念ながら大腸がん検診の受診率は、
非常に低いのが現状なんです。

一次検査である便潜血検査の受診率は、
男性で28.1%、女性で23.9%と低い水準ですし、
便潜血検査で異常が見つかった場合の
内視鏡による二次検査は、受診率が50%となっています。

つまり、大腸がん検査は4人に1人しか受けておらず、
さらにその中で異常が見つかった場合でも、
半数は内視鏡検査を受けず、
そのまま放置しているということです。

「恥ずかしい」という羞恥心に加えて、
内視鏡検査では「痛い」、「つらい」などの理由が、
大腸がん検診の受診率が低い原因になっています。

確かに、肛門から入れる内視鏡には、
少し抵抗がありますよね。

カプセル内視鏡が保険適用に!

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大腸がん検診の受診率が低いことを受けて、
2014年1月からカプセル内視鏡による
大腸がん検査が保険適用になります。

カプセル内視鏡とは、長さが約3センチ、
直径が約1センチのカプセル状の内視鏡を飲み込み、
このカプセル内視鏡が胃から小腸を通って、大腸に進み、
そこで大腸の内部を撮影するという仕組みになっています。

飲み込んでから数時間で、便と共に排泄されます。

検査中はカプセル内視鏡から画像データを受信する
レコーダーを肩からかけている必要はありますが、
通常通りの日常生活を送ることが可能です。

従来の肛門からの内視鏡と比べると、
「恥ずかしい」、「痛い」などの
身体的・精神的負担が少なく、
大腸がん検診の受診率が上がることが期待されています。





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2013年12月6日 | カテゴリー:健康全般 病気

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