夏が終わったのに体調が良くない。それは、秋バテが原因かもしれません。
夏バテではなく秋バテ?
夏になると食欲が落ちて、
夏バテになってしまう人も多いと思います。
夏バテの原因は、大きく3つに分けられます。
1つ目は、暑さで食欲が落ちてしまい、
そのことが体調不良を招いてしまうことです。
食欲が落ちて栄養不足になれば、だるさを感じたり、
免疫力が低下して夏風邪をひきやすくなるのも
うなずけますよね。
2つ目が、冷房と外気温との温度差で、
自律神経のバランスが乱れて、
体調不良になってしまうものです。
自律神経は発汗や体温調節、
消化機能などを司っていますので、
自律神経のバランスが乱れると
夏バテを引き起こすことになります。
3つ目が、暑いからといって
冷たいものを食べ過ぎてしまって、
内臓が冷えてしまうというものです。
内臓が冷えてしまうと、
内蔵機能が低下して、消化吸収能力が落ち、
胃もたれや下痢の原因になりますし、
食欲自体も落ちますよね。
これらの原因が
それぞれ単独で夏バテを引き起こすのではなく、
3つの原因が複雑に絡み合って
夏バテの原因を作ることが多いんです。
でも、夏バテは基本的に暑さが根本的な原因ですので、
暑さが一段落すれば、体調も良くなるはずなんですが、
夏が終わったのにイマイチ体調が良くならない
というケースもあるんです。
夏が終わっても体調が良くならないことを
「秋バテ」と呼んでいます。
秋バテは聞きなれない言葉かもしれませんね。
秋バテとは一体どんなものなのでしょう?
秋バテの症状と原因
「夏が終わってようやく体調が戻ると思っていたのに、
なんだか体調不良が続く」、これは秋バテかもしれません。
秋バテとは、夏の体調不良が
秋までズルズルと引きずられている状態のことです。
秋バテの症状には、肩こりや倦怠感、
疲れの蓄積、体の冷えなどがあります。
夏バテのようにはっきりとした症状は少ないのですが、
「なんとなくだるい」、「なんとなく体調が思わしくない」
ということが多く見られます。
秋バテになってしまうのは、夏バテが原因なんです。
「夏に冷たいものを食べすぎて、内臓が冷えてしまった」、
「冷房に当たりすぎて体が冷えて、
自律神経のバランスが乱れてしまった」などによって、
全身の血行が悪くなります。
この血行が悪い状態が長く続くことで、
肩こりや倦怠感、疲労の蓄積、体の冷えなど
秋バテの症状を引き起こすことになるんです。
秋バテの予防法は?
秋バテを予防するためには、
とにかく全身の血行を良くしておかなくてはいけません。
体が冷えると血行が悪くなりますので、
夏のうちから冷たいものは控えめにしたり、
冷房は必要最低限にしておくなど
体を冷やさないように注意しておきましょう。
また、入浴はシャワーだけで済まさずに、
湯船に入って体を温めるようにすることや
軽い運動をすることも、血行改善には効果があります。
秋になる前の今のうちから、秋バテ予防のために、
体を冷やさず血行を良くするような生活習慣を
身に付けておきたいですね!