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今注目すべき感染症は何?日本で、世界で流行している感染症について知りましょう。




今注目すべき感染症=デング熱

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世界ではいろいろな感染症が流行していますが、
今注目すべき、
そして注意すべき感染症を知っておきましょう。

まずは、デング熱です。

8月下旬に東京都の代々木公園に立ち寄った人が、
デング熱に感染しました。

9月2日時点で、
日本で感染したデング熱患者は35人に上っています。

一部報道では、デング熱は重症化せずに
命の危険はほとんどないとされていますが、
これは本当でしょうか?

厚生労働省のデータによると、
デングウイルスに感染しても全員が発症するわけではなく
高熱や頭痛、発疹などの症状が出る人は10~50%、
重症化するのはそのうちの1~5%とのことです。

2006~2010年に海外で感染して
国内で発症した人は581人いましたが、
そのうち重症になった人は24人(4.1%)となっています。

この重症化する確率4.1%を高いと見るか、
低いと見るかは人それぞれだと思いますが、
25人に1人は重症化すると考えると、
決して低い確率ではないですよね。

今注目すべき感染症=エボラ出血熱

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2014年2月下旬から
西アフリカの流行しているエボラ出血熱

いつ日本に上陸してもおかしくないと言われています。

2014年8月26日時点で、
エボラ出血熱の感染はギニア、リベリア、シエラレオネ、
ナイジェリアの4カ国で確認されていて、感染者は3069名、
死者は1552名で致死率は51%となっています。

現在はWHOを中心にエボラ出血熱の封じ込めが行われていて、
感染国4カ国では非常事態宣言が出され、
隣国との国境閉鎖や
航空便の運休などの措置が取られていますが、
WHOは8月28日に今回のエボラ出血熱の流行による感染者数は、
最終的に2万人に拡大する可能性があると発表しています。

現在のところ、日本には疑い例も含めて
エボラ出血熱は上陸していませんが、
いつ上陸してもおかしくない状態です。

今、私たちにできることは、
正確な情報を入手することです。

そして、もしエボラ出血熱が日本に上陸しても、
パニックにならず、感染予防のために
適切な行動を取れるように準備しておきましょう。

今注目すべき感染症=MERS

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中東呼吸器症候群(MERS)
2012年にサウジアラビアで初めて確認され、
2013年にはアラビア半島を中心に流行した感染症です。

このMERSは昨年は
日本でも大きくニュースで取り上げられましたが、
2014年に入ってからは
エボラ出血熱などのニュースに注目が集まり、
忘れてしまった人も多いのではないでしょうか?

でもニュースで取り上げられなくなったからといって、
MERSの脅威が去ったわけではありません。

MERSの感染は少しずつジワジワと広がっていて、
2014年6月の時点で感染者数は701人、
死亡者数は249人になっています。

感染国は、サウジアラビアなど
中東各国が中心となっていますが、
旅行者による感染者を含めると、アメリカやイギリス、
フランス、イタリアなどの欧米諸国やアジア、
アフリカにも感染が広がっていて、
現時点での感染国は20カ国にも上っているんです。

そして、9月末にはイスラム教の巡礼が始まります。

MERSの感染経路は解明されていませんが、
濃厚接触によって人から人へ感染することが
確認されています。

1ヶ所にたくさんの人が集まり、
その中にMERSの感染者がいれば、
一気に感染拡大する危険があります。

また、もしそこにエボラ出血熱を発症した人がいれば、
エボラ出血熱も一気に広がることになるんです。

日本は温暖で清潔な国ですので、日常生活の中では、
死に至るほどの感染症の恐怖は
あまり感じないかもしれませんが、致死率が高く、
今までにないような感染症が
世界各地で広がってきています。

どんな感染症があるのか、
その予防法は何かなどの情報は、
逐一チェックしておきたいですね。





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2014年9月12日 | カテゴリー:感染症

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