貧乏ゆすりは悪いことではなかった?貧乏ゆすりの健康効果を知りましょう。
貧乏ゆすりでストレス解消
貧乏ゆすりは、「落ち着きがない」、
「行儀が悪い」とされる行動ですよね。
子どもの頃に貧乏ゆすりが癖になって、
ご両親や学校の先生に注意された経験がある人も
いるのではないでしょうか?
そんなマイナスのイメージがある貧乏ゆすりですが、
実は健康に良い効果がたくさんあることを知っていますか?
貧乏ゆすりの健康効果をご紹介します。
貧乏ゆすりの健康効果の1つ目は、ストレス解消です。
貧乏ゆすりは一定のリズムを刻みますよね。
その一定のリズムは、
セロトニンの分泌を促す効果があるんです。
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれていて、
精神的な安定に効果があり、
ストレスの解消につながります。
逆にセロトニンが脳内で不足すると、
うつ病やパニック症候群等を引き起こすリスクが高まります。
小刻みに足をゆすることで、
ストレス解消や精神的な安定を得ることができるのです。
エコノミークラス症候群の予防
貧乏ゆすりの2つ目の健康効果は、
エコノミークラス症候群の予防です。
エコノミークラス症候群は、長時間同じ体制でいることで、
脚の静脈に血栓ができ、それが肺に飛んで、
肺の欠陥を塞いでしまう病気です。
これは、足の筋肉を動かさないことで、
静脈の血流が滞るため、
脚の静脈に血栓ができてしまうのです。
でも、貧乏ゆすりをしていると、
足の筋肉を動かすことになりますよね。
イギリスのロンドン大学がイギリスに住む成人女性を対象に、
座っている時間と貧乏ゆすりの頻度、
死亡リスクの関係を調べたところ、
長時間座っている人は貧乏ゆすりをすることで
死亡リスクが下がることがわかったんです。
この調査では、貧乏ゆすりが血栓予防に役立つとは
直接的に関連付けられてはいませんが、
貧乏ゆすりが血栓予防に役立っていることは間違いなく、
そのことが長時間座っている人の
死亡リスクを下げるのではないかと推測されています。
軟骨の再生効果も
貧乏ゆすりの健康効果3つ目は、軟骨を再生することです。
加齢と共に軟骨は磨り減っていき、
軟骨が磨り減ることで痛みが出ることがあります。
中高年で膝や股関節の痛みを訴える人が多いのは、
軟骨が磨り減っていることが原因の1つなんです。
貧乏ゆすりをすると、
なんとこの磨り減った軟骨を再生することができるんです。
特に、股関節の軟骨の再生に効果が高いとされています。
実際に、医療現場でも貧乏ゆすりは
「ジグリング」という名前で
リハビリとして取り入れられているんです。
貧乏ゆすりをすることで、軟骨への圧迫を緩め、
軟骨への栄養供給が増えるため、
軟骨を再生することができるのです。
このように、貧乏ゆすりは様々な健康効果があるんです。
こんなに健康効果が高い行為だったなんて驚きですよね。
また、足を小刻みに動かすことで、
血行を促進しますので、
冷え性対策にも良いとされています。
健康効果の高い貧乏ゆすりは、
やはり周囲から見ると行儀が悪いとされますので、
周囲に誰もいない時や家族だけの時を選んで
行うようにしましょう。