つわりを軽くしたい!つわりを軽減できる栄養素2つご紹介します!
つわりはなぜ起こる?
妊娠初期は、ほとんどの妊婦さんがつわりを経験しますよね。
実は、つわりはなぜ起こるのかが、
まだ正確には解明されていないんです。
でも、これがつわりの原因ではないかとされるものが
いくつかありますのでご紹介しますね。
1つ目のつわりの原因は、ホルモンバランスの乱れです。
妊娠中はhCGホルモンや黄体ホルモンの分泌が急増しますので、
妊娠前に比べるとホルモンバランスが大きく乱れますので、
その影響でつわりが起こるのではないかとされています。
2つ目は拒否反応です。
人間の体は自分以外のものを異物とみなし攻撃します。
母体にもう1つの生命が存在しているのですから、
それを異物とみなした拒否反応によって、
つわりが起こる可能性もあるんです。
3つ目が精神的なストレスです。
妊娠自体は喜ばしいことでも、
出産への不安や育児への不安、経済的な不安などを考えると、
「不安はゼロ」という妊婦さんはほとんどいないはずです。
そのストレスが、つわりを起こすこともあるんです。
ビタミンB6 でつわりを緩和する
つわりがひどいと、食べ物を食べることができないばかりか、
水すら飲めなくなることもありますよね。
つわりがひどいときは、栄養のバランスを考えずに、
食べられるものを食べておけば、
胎児に影響はないとされています。
でも、できればつわりは軽いに越したことはありません。
つわりを軽くできれば、楽しい妊婦生活が送れますよね。
つわりを軽くするための栄養素はビタミンB6です。
つわりがひどい人は、
尿中のキサンツレン酸が多いことがわかっています。
つまり、つわりが重くなる原因は、
体内のキサンツレン酸が多くなることなんです。
キサンツレン酸はアミノ酸の一種である
トリプトファンの代謝異常で増加しますので、
トリプトファンの代謝を促進する作用があるビタミンB6を取ると、
つわりは軽くなります。
ビタミンB6を多く含む食品は、
にんにくやレバー類、鶏肉、バナナなどがあります。
レバー類はビタミンAの過剰摂取が気になりますので、
レバー類は避けて、
そのほかの食品からビタミンB6を取るようにしましょう。
亜鉛を積極的に取ろう
亜鉛を取ることでも、つわりを軽減させることができます。
亜鉛は女性ホルモンのエストロゲンの分泌を
促す効果があるんです。
エストロゲンは妊娠中に分泌が増加するホルモンですが、
亜鉛が不足すると、エストロゲンがうまく分泌されません。
そうすると、脳はもっとエストロゲンを出そうと
さらに強い命令を出します。
この強い命令が自律神経に働きかけ、
つわりをひどくすることがあるんです。
つわりを和らげるためには、亜鉛をしっかり取って、
エストロゲンの分泌を促進し、
自律神経に影響を及ぼさないようにする必要があります。
また、妊娠中は味覚が変化することがありますよね。
亜鉛をきちんと取っていれば、
妊娠中の味覚の変化を防ぐことができるんです。
妊婦の皆さんは、ビタミンB6と亜鉛を積極的に取って、
つわりを軽くし、楽しいマタニティライフを送りましょう!