口呼吸で口内炎に?口呼吸の弊害について、ちゃんと知っておきましょう!
口呼吸をしていると口臭が強くなる
あなたは普段鼻で呼吸をしていますか?
それとも口で呼吸をしていますか?
特に意識したことがないという人も多いと思いますが、
一度自分は鼻呼吸なのか、
口呼吸なのかを確認してみましょう。
口呼吸はいろいろな弊害が起こってくるんです。
口呼吸も鼻呼吸も、
結局空気を肺に吸い込むためのものだから、
そんなに変わらないでしょと思うかもしれませんが、
そんなことはありません。
意識的に1分間口で呼吸をしてみてください。
1分後には、口の中が乾燥していませんか?
この口の中の乾燥が、様々な弊害を引き起こすんです。
1つ目の弊害は口臭です。
口の中が乾くと、口腔内の細菌が繁殖します。
口腔内は唾液が分泌されていて、
唾液で細菌を洗い流しているのですが、
口の中が乾燥すると、洗い流せなくなるので、
どんどん細菌が増えていくんです。
口腔内の細菌が増えると、
食べ物の残りカスが発酵しやすくなり、
口臭が強くなるんです。
普段から口臭を気にしている人は、
口呼吸をするのは絶対に止めましょう。
口呼吸は口内炎の原因にも
口呼吸をすると、口腔内が乾燥しますが、
口腔内が乾燥すると口内炎が発生しやすくなるんです。
口腔内の粘膜が乾燥すると、
粘膜が傷つきやすくなりますので、
ちょっとした刺激でも口内炎になってしまうんです。
また、先ほどお話したように、
口腔内が乾燥すれば、細菌が繁殖します。
その細菌が、口腔内の傷に炎症を起こすので、
口内炎が悪化し、
治りにくくなってしまうこともあるんです。
口内炎は冬に発生しやすいとされていますが、
それは冬は空気が乾燥しているからです。
空気が乾燥しているだけで口内炎になりやすくなるのですから、
口呼吸をすればなおさらですよね。
口呼吸は風邪にかかりやすくなる
口呼吸をしていると、風邪やインフルエンザに
かかりやすくなるという弊害も出てきます。
鼻には鼻毛というフィルターがありますのが、
口にはフィルターがありませんよね。
そのため、口呼吸をしていると、
細菌やウイルスをダイレクトに吸い込んでしまうんです。
その分、細菌やウイルスが体内に侵入する確率が高くなり、
風邪やインフルエンザにかかりやすくなるのです。
また、口腔内が乾燥しているということは、
喉や気管も乾燥しやすくなるということですよね。
気管には繊毛という
小さな毛のようなものがびっしり生えていて
異物を気管の奥に侵入しないように、
上へと運び出す役割を担っていますが、
乾燥した状態ではこの繊毛がきちんと働かないんです。
口呼吸をしていると、
口臭がきつくなり、口内炎ができやすくなり、
風邪やインフルエンザにかかりやすくなりますので、
口呼吸の癖がある人は、
意識的に鼻呼吸をするようにして下さいね!