乳がんの発症リスクを上げる食品3つ。食生活には気を付けましょう
乳がんのリスクを上げる=グレープフルーツ
欧米人に比べると、
日本人は乳がんになるリスクは低いとされていますが、
近年は日本人で乳がんを発症する人が急増しています。
国立がん研究センター・がん対策情報センターの調査によると
2011年の女性の部位別がん罹患数では乳がんが1位であり、
女性のがんで最も多くなっています。
乳がん発症のリスクを上げる原因として、
ストレスや高齢出産、出産経験がない、初潮が早い、閉経が遅い、
遺伝などがありますが、食生活も関係しているんです。
乳がんリスクを上げる食品を3つご紹介します。
乳がんリスクを上げる食品の1つ目は、
グレープフルーツです。
フルーツは健康に良いとされていますので、
グレープフルーツが乳がんのリスクを上げるなんて、
ちょっと意外ですよね。
グレープフルーツには、
血中のエストロゲンの濃度を上げる作用があります。
エストロゲンは女性ホルモンの一種で、
出産経験がない人や初潮が早い人は、
エストロゲンにさらされる期間が長いために、
乳がんのリスクが上がるとされています。
グレープフルーツは乳がんの原因の1つである
エストロゲンの濃度を上げてしまうので、
乳がんになるリスクが高まるのです。
イギリスの研究によると、
毎日4分の1個以上のグレープフルーツを食べ続けると、
乳がんのリスクが上がるとのことですので、
朝食等で毎日グレープフルーツを食べている人は、
控えたほうが良いでしょう。
乳がんのリスクを上げる=牛肉
乳がんのリスクを上げる食品の2つ目は牛肉です。
牛肉の中でもアメリカから輸入された牛肉が危険なんです。
なぜなら、アメリカでは食肉用の牛肉を飼育するのに
エストロゲンを使っているからです。
アメリカの牛肉はエストロゲンの残留濃度が日本の和牛に比べて、
赤身で600倍、脂肪で140倍だったという調査結果もありますし、
ハーバード・メディカルスクールは牛肉の残留ホルモンの影響で、
牛肉を大量に食べると乳がんのリスクを
増大させるのではないかと指摘しています。
日本では牛の飼育にエストロゲンの使用を禁止していますので、
牛肉を食べるなら日本産のものを選んだほうが良いでしょう。
乳がんのリスクを上げる=アルコール
乳がんのリスクを上げる食品の3つ目はアルコールです。
女性はアルコールを飲むと、乳がんのリスクが上がる
という研究結果がいくつも報告されています。
欧米の疫学研究によると、エタノール10gにつき、
乳がんになるリスクは7.1%も上昇するとされています。
エタノール10gとはビールだとたったの250mlです。
また、イギリスの医学誌に発表された論文によると、
女性は1日1杯のアルコールを飲むだけでも、
乳がんのリスクが上がるとのことですので、
女性はアルコールは毎日飲まずに、
極力控えめにした方が良さそうですね。
ただ、どれだけ食生活や生活習慣に気をつけていても、
乳がんになってしまうことはありますので、
定期的な健診は必ず行うようにしてください。