メタボは損、体重が増えると医療費も増える!医療費を抑えるためのおすすめダイエット法
メタボになると医療費で9万円も損をするという調査報告
皆さん、もし、目の前に9万円の現金があり、
これがあなたのモノと言われたらどうしますか?
海外旅行の費用にしましょうか、
それとも新しいゴルフクラブ購入費用、
いやいや、
普段飲めないような大吟醸の特級酒を買いますか。
厚生労働省の報告によると、メタボリックシンドロームと
判断された人の医療費は、
平均で他の人より9万円も高いとする結果が出ました。
そう、内臓脂肪がタップリと付着しているメタボ体型の人は、
体重のみならず医療費負担が年間9万円も増加してしまうのです。
太ってしまうと、健康に悪いばかりではなく、
この不景気下で、お金も余分に掛かってしまう事が明らかになりました。
最大では18万130円も違う、メタボ医療格差
厚生労働省の報告では、メタボと判定された人と血糖など
調査項目すべてで異常が無かった人を比較してみた結果、
一番医療費の格差が大きかったのは、45歳~49歳の女性で
年間では18万130円も高くなっていました。
調査に使用されたのは、2009年度の特定健診結果と
10年度の医療機関の診療報酬明細書で、269万人で調査されました。
ここまで医療費が異なってしまってはダイエットをやるしかない!
単純にメタボであるだけであれば、それは健康面で
自分に跳ねかえって来るだけなので、自己責任も主張できます。
しかし、こうして医療費が毎年9万円も多くかかるという
現実を見せられると、さすがにダイエットを考えてしまいますよね。
だけど、運動が苦手で続けられないという方に、
ぴったりな方法を幾つか紹介しましょう。
一番手軽で簡単、ガムダイエット
太ってしまう原因の一つには、早飯、早食いの問題が存在します。
この早食いがご飯をたくさん食べてしまう問題なのです。
人間の脳は、食事から30分経過すると、
食べている量に関わらず満腹を指示する命令が出ます。
つまり、ご飯をゆっくり味わって食べている人というのは、
あまりたくさんの量を食べない間に満腹になってしまうのです。
一方の早食いの人は、30分経過する以前に、
どんどん食物が胃の中に放り込まれます。
これでは、よく噛まないので消化にも良くありませんし、
食べる量も増えてしまいます。
ここで使えるのがガムです。
食事の30分前にガムを噛んで、
しばらくムグムグしてから、食事に臨んで下さい。
すると、普段よりも食欲が湧かず、
ご飯の量も減少している事に気が付くと思います。
これは、ガムを噛んで脳を騙す事で起こる現象です。
ガムを噛んで唾液を出すと、脳はこれを食事だと認識します。
そして、そのまま食事に移行しても、その頃には食事時間が
30分経過しているので脳は満腹の指令を出して食事を止めさせます。
ほんの20分間でも効果はある、ウォーキングダイエット
ガムダイエットと複合して行いたいのが、ウォーキングです。
以前は30分以上歩かなければ効果はないと言われていましたが、
最近の説では20分以上であれば脂肪燃焼効果はあるそうです。
実は、ウォーキングを開始した時点から脂肪は
消費されるのですが、それはグリコーゲンという備蓄脂肪です。
グリコーゲンは、割と早目に燃え尽きてしまいますので、
次に体がエネルギーとして燃やすのが内臓脂肪という事になります。
そのグリコーゲンから内臓脂肪にエネルギーが
切り替わるポイントが20分間という事ですね。
ウォーキングを行うなら、空腹の時間がベスト
ライフスタイルにまで首を突っ込むようで申し訳ありませんが、
出来ればウォーキングは、食事前の空腹時が最適です。
空腹時は血液中の脂肪濃度が低めに抑えられていて、
少しのウォーキングで脂肪が燃焼するからです。
このポイントから考えてみると、ウォーキングは朝食の前、
もしくは、夕食前がベストな時間帯という事になりますね。