フラッシュモブ(flash mob)がストレス社会を解消!パフォーマンスダンスで健康に
全体の一体感がストレスを解消する「フラッシュモブ」
みなさんは「フラッシュモブ」って聞いたことありますか?
フラッシュと聞くと、フラッシュバックとか、
カメラのフラッシュとかの語句が思い浮かんでしまいます。
しかし、ここでいうフラッシュは意味がちょっと違い、
底抜けに明るいのがフラッシュモブです。
フラッシュモブとは、
「突然現れてダンスをしたり、楽器を弾いたり、
歌いだしたりする不特定多数の群衆の事」
その歴史は、同時多発テロの警戒が厳しい2003年の5月に
ニューヨーク在住のビル・ワジクという男性から始まります。
彼は、同時多発テロ後のアメリカの窮屈な風潮を弾き飛ばすように、
「近くの駅でバレエダンスをやるために集まりませんか?」
と不特定多数にメールを送りました。
その結果、本当に当日に、250人もの不特定多数の人々が
指定の駅前に集まったというのです。
残念ながら、その時はアメリカ当局の監視が厳しく、
フラッシュモブは成功したとは言い難い結果に終わりました。
しかし、その様子が、ネットに公開された事で、
フラッシュモブは全世界に知られ、認知されていったのです。
フラッシュモブは日本では馴染まない?
フラッシュモブの特徴は、あくまでも、突然に大勢が集まり、
パフォーマンスが終わったら、潮が引くように去っていくという事です。
もちろん、収入はありません、スターも生まれません、
政治性もなく、ただ、SNSを通して集まった人がパフォーマンスをするだけです
彼等は、それでも実に楽しそうで、生き生きしています。
そこには純粋に周囲の人を楽しませたいという心だけがあります。
我が国の場合にも、
フラッシュモブをしてみたいという意見はあるそうですが、
それを見てみたいという需要はあるのでしょうか?
日本でも世の中の変わり目では起きていたフラッシュモブ
実は、日本においても、フラッシュモブらしき現象は起きています。
それは明治維新の直前の、「ええじゃないか」です。
きっかけは、
伊勢神宮に大量のお札が降ったという伝聞らしいのですが、
人々は踊り狂い、「ええじゃないか」とはやし立てたのです。
それは、近畿から関東一円へと拡散する大きな流れになりましたが、
結局、政治的な意図を持たないうっ積したエネルギーの解放でした。
現在の日本も、幕末の頃に負けず劣らずの激動の社会です。
日頃のストレスを踊り歌う事で、演じる側も見る側も発散する。
日本でも、フラッシュモブを受け入れる土壌が出来れば、
溜まり続けるストレスを解消し、健康にも一役買うのではないでしょうか?
消費カロリーの高い歌
ところで、カラオケなどで歌を歌うと
かなり疲れるような気がしませんか?
実際の所、歌で消費されるカロリーはどれくらいでしょう。
カラオケの大手、第一興商の調査によると、
一番ダイエット効果が高い歌は、コブクロの「桜」で18.7kcalです。
同率の1位は、ドリカムの「未来予想図Ⅱ」だったそうです。
全体として、激しいよりは声を長く伸ばす方がカロリーを消費します。
1位より下をピックアップして見ますと、
3位もコブクロで「蕾」「ここにしか咲かない花」で18.0kcal。
その下の4位が、松山千春「長い夜」17.9kcal。
5位が高橋洋子の「魂のルフラン」で16.4kcalでした。
一曲で18kcalを消費するなら、20曲も歌えば、
ランニングで1時間歩いて消費するカロリーの350kcalを超えます。
のど自慢の方ならば、20曲位は余裕で歌えるでしょうから、
かなりのカロリー消費を期待出来ます。
しかし、ここで、ビールだ、ツマミだという話になりますと、
歌で使ったカロリーをあっと言う間にオーバーします。
カラオケでダイエットをお考えなら、
飲み過ぎ、食べ過ぎには厳重な注意が必要です。