レンガを食べる妊婦!?「つわり」は工夫する事で軽くする事が出来る!
レンガを食べるザンジバルの妊婦さん
妊娠した女性にとって、最初にやってくる試練は
つわりだと言っていいでしょう。
つわりは決して病気ではありません、
妊娠4週間目~11週目までに限定して起こる
生理現象なのです。
ところで、アフリカのザンジバルでは、
妊婦さんは、つわりが来ると、赤レンガを食べるそうです。
それも、家のレンガではなく、ちゃんと、
妊婦専用の赤レンガが売られているというのですから、
本格的です。
ザンジバルの女性は、昔からつわりが起きると
赤レンガをかじるのですが、
赤レンガに医学的につわりを抑える効果はないそうです。
誤解のないように付け加えますと、レンガ以外にも、
ライムやタマリンド、青マンゴーのような酸味系の食べ物。
そして、生米、生のコーヒー豆、紅茶の茶葉、ダーツ?、
塩、炭、のようなモノまで、つわりの時には食べるそうです。
つわりの時には、サッパリしたモノが食べたくなる
と言いますが、赤レンガ以外は、
それに該当している感じはしますね。
つわりは全ての妊婦がなるのではない
テレビドラマの影響なのか、妊娠すると、
全ての女性が、つわりになるようなイメージがありますが、
実は正しくありません。
実は、妊婦さんの中で、
つわりを起こさないのが、20~30%、
そして、つわりはあるけど、比較的軽度の人が50%です。
そして、ヒドイつわりに悩まされる人が20%以下で、
実は、つわりがヒドイ妊婦さんの方が少数派なのです。
では、どうして、妊婦さんの中でも、
つわりがヒドイ人と、軽い人、全く無い人が
出て来るのでしょうか?
つわりは、体を酸性化させた事による体からの警告
胎児は、妊娠10週目までの間に体の重要な器官が造られます。
その時に妊婦さんの体が酸性だと染色体に異常が起きます。
それを防ぐ為に、体は、つわりを起こして、
好き嫌いを起こさせるのです。
実は、普段から、野菜と果物を多く摂取している
女性の場合には、つわりが無いか、あっても軽度だと言います。
つわりの時に見たくもなくなるものとしては、
ご飯の炊けるニオイや、甘いモノ、肉類がありますが、
まさに、それこそ、体を酸性化させてしまう
代表的な栄養素なのです。
ですから、普段から、体を酸性にしないようにすれば、
嫌なつわりを無くすか、軽くするのが可能です。
つわりを軽くする工夫、葉酸の摂取と良質の塩、適度な運動
つわりを軽くするには野菜や果物をとって、
体をアルカリ性に近づける以外に葉酸の摂取と
良質な塩をとる事や、適度な運動が必要です。
特に葉酸は、胎児の先天性の障害を防止するのに
極めて有効とされ、アメリカでもヨーロッパでも
摂取が勧められている栄養素です。
天然の塩は、羊水を造るのに必要な栄養素ですし、
運動は体を妊娠に慣れさせるのを早くさせ、つわりを予防します。