毎日シャンプーしているのに気になる「頭皮の臭い」の発生原因と対策法とは?
気になる頭皮の臭い
毎日シャンプーしているのに、
頭皮の臭いが気になったりすることがある人も
いると思います。
シャンプーしているのに、なぜ?
と思ってしまいますよね。
皮脂や汗そのものは無臭なのですが、
頭皮に繁殖している常在菌が
それらを分解する際に発生するガスが
臭いの原因になっているのです。
臭いの発生原因
頭皮は皮脂を分泌する皮脂腺が体の中で最も多い場所です。
40代ぐらいになると、常在菌の種類が増えてくるほか、
今まで頭皮の皮脂の中にはなかったヘキサデセン酸という
脂肪酸の一種が皮脂の中に増加していき、
常在菌がこのヘキサデセン酸を含む皮脂を分解する際に、
ノネナールという加齢臭の臭い成分を発生するため、
頭皮が臭ってしまうのです。
また、冬は空気が乾燥しているため、
頭皮も乾燥してしまうため、乾燥を防ぐために、
皮脂腺からたくさん皮脂を出す傾向にあります。
しかし、気温が低いため、
分泌された皮脂は毛穴付近に固まってしまい、
常在菌が皮脂を分解する際に揮発性の高い
臭いのするガスを発生してしまいます。
冬は汗をあまりかかないので、
頭皮の臭いとはあまり縁がなさそうな気がしますが、
むしろ冬のほうが頭皮の臭いが気になる状態になるのです。
頭皮の臭いを抑える方法
では、頭皮の臭いを抑えるには
どのような方法をとればよいのでしょうか?
まず、抗菌作用・殺菌作用のあるシャンプーを使うことです。
常在菌は、頭皮を清潔に保つ役割も持っていますが、
増えすぎると逆に臭いの元になったりするため、
ほどよい数に保っておくことで、臭いを防ぐことができます。
天然の抗菌・殺菌成分が
含まれているものなどもおすすめです。
抗菌・殺菌成分のあるものは、
緑茶、ヒノキ、ヨモギ、ラベンダー、ユーカリ、
ローズマリー、レモン、ペパーミントなど、
色々ありますので、
好みで探してみるのもいいかもしれません。
そして、シャンプーのあとは
しっかりとすすぐことも大切です。
すすぎがしっかりされていないと、
残ったシャンプー成分などが毛穴にたまり、
菌の温床になってしまうことがあります。
髪に使うブラシは清潔なものを使用しましょう。
せっかく頭皮をしっかりキレイにしても、ブラシが不潔だと
ブラシから菌が頭皮にうつってしまいます。
また、汗をかいたらしっかり拭くようにしましょう。
そのままにしておくと、
菌の繁殖が進んでしまう環境になってしまうため、
汗はしっかり拭きましょう。
これらのケアは特に難しいものはありませんので、
心配な方は是非実践して、
心配な頭皮の臭いを防いでいきましょう。