スマホの使いすぎは、健康にどんな悪影響をもたらすのか知りましょう。
スマホで老け顔に?
ここ5年ほどでスマートフォンの普及は急速に進み、
総務省の調べによると2014年のスマホ普及率は
53.5%となっています。
スマホはとても便利なのですが、あまり夢中になって使いすぎると、
健康に悪影響を及ぼします。
スマホによる健康への影響の1つ目は、
老け顔になってしまうことです。
スマホを使っていると、どうしても下を向きますよね。
そうすると、顔の筋肉や脂肪が重力に引っ張られて
下向きに下がってしまうことになります。
その状態が長く続けば、顔の向きを戻しても、
肉は下がったままになるんです。
顔の肉が下がってしまうと、
頬はたるんでほうれい線ができやすくなり、
顎もたるみますので二重顎になり、口角も下がってしまいます。
「ほうれい線+二重顎+口角下がる」は、
老け顔の象徴ですよね。
人相も悪くなってしまいます。
スマホを使いすぎると、老け顔になり、
人相も悪くなるので、女性は特に注意したいですね。
スマホの使いすぎは首への負担増
スマホの健康への影響の2つ目は、
首への負担がかかることです。
スマホを使っていると、
下を向いて姿勢が悪くなってしまいますよね。
正しい姿勢をしている時でも、首は頭を支えていますので、
4.5~5.5キロの負荷がかかっています。
でも、スマホを使って首の曲がる角度が15度になると
負荷は12キロに、曲がる角度が30度になると18キロに、
60度になると27キロも負荷がかかることになるんです。
27キロは小学校3年生の平均体重になります。
首を60度曲げてスマホを使っていると、
小学生を1人首に乗せている状態と同じ負荷がかかるんです。
スマホの利用時間は平均で2~4時間、
1年間だと700~1400時間にもなりますので、
そんな長時間にわたって27キロも首に乗せていたら、
首の痛みや肩こり、目の疲れ、
頭痛などの症状が出てくるのも当たり前ですよね。
スマホを使うと睡眠障害に
スマホの健康への影響の3つ目は、睡眠障害です。
これは、スマホを使い過ぎて睡眠時間が短くなって
寝不足になるというわけではありません。
スマホの画面からはブルーライトがたくさん出ています。
健康な状態だと、夕方から夜にかけて
メラトニンの分泌が増えて眠くなるのですが、
ブルーライトにはこのメラトニンを
減少させる働きがあるんです。
メラトニンが減ると、眠くなりにくくなります。
そのため、スマホを使い過ぎてメラトニンが減ってしまうと、
寝つきが悪くなる、眠りが浅い、
夜中に目が覚めるなどの睡眠障害の症状が出てきます。
このようにスマホは使いすぎると、
健康へのデメリットが色々出てくるんです。
いくら便利なもので、
仕事や私生活になくてはならないものでも、
長時間使うことは止めて、使う時は顔の向きや姿勢に
気をつけて使うようにしたいですね。