老眼を予防するための食べ物って何・・?ぜひ知っておきましょう。
老眼は加齢現象
老眼は、一番最初に自分の老化を実感する現象とも言われています。
「新聞の文字が見えにくい」、
「ご飯の粒がぼやける」などの症状に気づいたり、
人から「本を離して読んでいるから、老眼じゃないの?」
と言われて、初めて気づくこともあります。
そして、自分が老眼だと気づいた時、
自分の老いを目の当たりにしてショックを受ける人が多いんです。
なぜ老眼は起こるのでしょうか?
老眼は、水晶体が硬くなることで起こる現象です。
水晶体は薄くなったり厚くなったりすることで、
ピントを合わせる役割をしています。
若いうちはこの水晶体は弾力性があり、
すぐにピントを合わせることができたのですが、
老化に伴って水晶体がドンドン硬くなっていきます。
水晶体が硬くなれば、
すぐに薄くなったり厚くなったりすることができず、
ピントが合わせにくくなって老眼の症状が出てくるんです。
老眼は病気ではなく、
老化に伴う症状ですので、完全に防ぐことはできません。
遅かれ早かれ、誰でも老眼になってしまうのです。
老眼予防=ルテイン
老眼を防ぐことはできなくても、
発症や症状の進行を遅らせることはできます。
老眼対策のためには、
カロテノイドの一種であるルテインという栄養素が効果的です。
眼の中の水晶体と黄斑部という部分に、
ルテインは存在していますが、ルテインは光の中でも特に
エネルギーの強い波長の短い光(ブルーライト)を
吸収する役割がありますので、
水晶体や黄斑部を光による酸化ダメージから守ってくれるんです。
眼の保護には、ルテインが欠かせないというわけです。
ルテインはほうれん草やブロッコリーなどの
緑黄色野菜に豊富に含まれています。
老眼予防=アスタキサンチン
老眼対策のために欠かせない栄養素の2つ目は、
アスタキサンチンです。
アスタキサンチンもカロテノイドの一種ですが、
野菜ではなく鮭やカニ、エビなどに赤い魚介類に含まれています。
富山医科薬科大学や藤田保健衛生大学などの研究で、
アスタキサンチンは眼のピント能力や
裸眼視力を改善する効果があることが確認されています。
そのほかの老眼予防は?
ルテインとアスタキサンチンに共通しているのは、
高い抗酸化作用を持っていることです。
抗酸化作用は老化防止に役立ちますので、
老眼対策に効果があるんです。
抗酸化作用がある栄養素はたくさんありますが、
その中でもルテインとアスタキサンチンは、
特に眼への効果が高いんですね。
ルテインなアスタキサンチン以外でも、
抗酸化作用のある栄養素を食べれば、それだけ老眼を予防し、
進行を遅らせることができます。
ビタミンCやビタミンE、
ポリフェノール類には抗酸化作用がありますので、
これらの栄養素を含む食べ物は積極的に取るようにしましょう。
そして、紫外線は眼の酸化を促します。
つまり、抗酸化作用とは間逆の作用があるんです。
ですから、日差しの強いところへ行く場合は、
サングラスを着用して眼を守るようにすると良いでしょう。