低気圧で体調不良になるのはなぜ?低気圧の日の過ごし方を知りましょう。
低気圧になるとなぜだるくなる?
秋は長雨が続くこともありますし、
台風が来ることもありますよね。
長雨が続いたり、台風が来ると、
特に体調が悪いわけでもないのに、だるくなる、
やる気がなくなる、眠くなるといった経験はないでしょうか?
その症状は気圧のせいなんです。
気圧と体調は一見無関係のように見えますが、
そんなことはありません。
気圧と体調には密接な関係があるんです。
台風や秋雨前線がやってくると、気圧が下がりますよね。
気圧が下がると、酸素がいつもより少しだけ薄くなります。
また、天気が悪いので、目から入る光も暗めになります。
さらに、内耳にかかる圧力も変化しますよね。
低気圧になると、これらのシグナルが脳に送られますので、
脳が「今日は活動に適さない日だな」と判断して、
休息・リラックスを司る副交感神経が優位になるんです。
副交感神経が優位になると、リラックスはできるのですが、
過度に優位になると血管が拡張しすぎて血流が悪くなり、
血圧も下がるなど悪影響も出てきます。
そのため、低気圧の日には、だるくなる、やる気がなくなる、
眠くなるなど活動的ではなく、
休息するのに適した体調になってしまうのです。
気分転換にお休みするのもあり
では、低気圧の日に「だるくなる」などの症状が出たら
どうすれば良いのでしょう?
もっとも良い方法は、そのまま活動せずに、
その日1日を休息日にしてしまうことです。
病気など本当に体調が悪いわけではなく、
自然の摂理で体が休息モードになっているのですから、
それに逆らわず、体を休ませてあげると良いでしょう。
その日1日はパワーを蓄える日と割り切って休んでしまい、
翌日からまた頑張るようにすれば、
心身ともにリフレッシュできますよ!
体を覚醒させよう
ただ、低気圧の日は休んでしまうのが
もっとも良い方法とわかっていても、忙しい現代人の場合、
なかなかそうもいかないのが辛いところですよね。
低気圧でだるいのに、休めないという人は、
上手に体を起こしてあげましょう。
体を起こす方法には2種類あります。
1つ目は交感神経を刺激することです。
交感神経は覚醒・興奮を司る神経ですので、
交感神経を刺激することで、体が活動モードに入ります。
交感神経を刺激するには、熱いシャワーを浴びたり、
冷たい水をコップ1杯飲んだりすると良いでしょう。
また、カフェインを摂取することも
体を覚醒させる方法の1つです。
カフェインには覚醒作用がありますので、
コーヒーやエナジードリンクを飲んで、カフェインを摂取し、
頭をスッキリさせると、体を動かしやすくなりますよ!
ただ、カフェインを過剰摂取すると、
カフェイン中毒になりますので注意してくださいね。
低気圧の日に体調が悪くなるのは、
病気ではなく自然の摂理ですが、
交感神経を刺激して、カフェインを取ることで、
体をシャキッと覚醒させて、低気圧の日を乗り切りましょう。