大人ニキビと思春期ニキビの原因は異なります。予防するには質のよい睡眠が欠かせません。
ニキビは青春のシンボル、だけど、成人してからも出来ます
皆さんは、ニキビというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
「あーそう言えば、思春期にボツボツ出来てたなー」
というイメージ、あるいは、とっくに成人してるけど、
時々出てくるというイメージでしょうか?
実は、ニキビは、思春期ばかりではなく、
成人してからも出て来る皮膚の病気なのです。
大人ニキビと思春期ニキビとの違いとは?
ニキビには、大きくわけて、
大人ニキビと思春期ニキビの2種類があります。
思春期ニキビの原因は、性ホルモンの分泌量の増加で
毛穴に供給される皮脂油が増加し、それが毛穴に詰まって
酸化する事で起こります。
ですから、思春期ニキビは、
成人して性ホルモンの量が一定化すると収まる傾向があります。
一方の大人ニキビの場合は、原因は複数存在します。
それは、強いストレスや、飲酒、喫煙、肉食中心の食生活があります。
この大人ニキビの場合には、性ホルモンの不安定以外にも、
油分の多い食事によって、直接皮脂が増えるという事もあります。
ですから、大人ニキビの対策の方がより長期的で、
根気がいる作業になります。
ニキビが出来る原因とは、なにか?
ニキビは毛穴に皮脂が詰まる事によって起きますが、
ただ、詰まっただけでは起きません。
毛穴に詰まった皮脂が、そのまま酸化して黒くなると、
これを分解する為に、アクネ菌という細菌が毛穴から、
はい出してきます。
このアクネ菌が皮脂を分解する時に出来る副産物が
周辺の肌に炎症を起こさせるのです。
アクネ菌は、ニキビ薬を塗る事によって、一定は殺菌できますが、
残ったアクネ菌は毛穴の奥に逃げてしまいます。
ですから、ニキビを防ぐ為には、
分泌される皮脂を減らし、酸化させない事が重要なのです。
ニキビを予防するには、まずは質のよい眠りが大事
ニキビを予防するには、質のよい睡眠が欠かせません。
不眠は、体内のホルモンバランスを乱れさせてしまい、
その結果として、皮脂がたくさん出るようになります。
それに、血流が悪くなるので、
血液中から肌に供給されるはずの栄養素が届かなくなります。
それは肌荒れにつながり、はがれた角質も毛穴をふさぐ事になるので、
よりニキビが出来やすくなるのです。
人間には、ベストな睡眠時間というものがあります。
それがゴールデンスリープと呼ばれる時間帯で、
22:00から、2:00までの時間帯です。
この時間帯にぐっすり眠れる状態を整えられれば
不眠によるニキビは解消できるでしょう。
肌を造るビタミンCは必ずとりましょう
ニキビを予防する成分としては、ビタミンCがあります。
ビタミンCは、美肌の原材料であるコラーゲンを生成するのに関わり、
また、抗酸化作用が高い栄養素です。
抗酸化作用とは、体が酸性化してしまうのを防ぐ効果の事です。
私達の体は、酸性になると細胞の活動が鈍くなります。
すると、血流が悪くなって、老廃物が体に溜まっていく事になります。
この老廃物は、毛穴からも出てきますので、
皮脂と一緒に顔に出てきてしまうと炎症を引き起こしやすく
なってしまうのです。
ビタミンCは酸性に傾いた体内を弱酸性に戻す事で、
血流を促進させる事が出来ます。
大人ニキビの意外な原因
大人ニキビの原因には、皮脂が詰まるだけでなく、
肌を不潔にした場合や、日焼け止めや化粧品の落とし忘れもあります。
例えば首の周辺は、男性の場合、Yシャツがあたる部分にあります。
ですから、Yシャツが不衛生だと、
雑菌を肌にこすりつけているのと同じ事になってしまいます。
また、女性の場合には、ファンデーションの落とし忘れの油が
毛穴に詰まって皮脂と混ざり、ニキビの原因になる場合もあります。
このように、大人ニキビには複数の原因が存在しますので、
注意が必要です。