女性は男性よりもやせにくいと判明!筋肉量の違いが原因。スクワットはオススメのトレーニング法です。
女性はダイエットに関しては男性よりも損?
女性は、男性よりもやせにくく、男性の行う運動の
20%増しの運動をしないと同じ効果が得られない
という研究が発表されました。
女性と言えば、一度もダイエットをした事が無い人は、
99%いないのではないかと思えるほどに
美容には気を使いますよね。
その女性の視点から見ればショッキングな
今回の研究の内容とは、どういうものなのでしょうか?
アメリカ・ミズーリ大学の研究者が発表した研究結果
アメリカ・ミズーリ州立大学の研究者が、
「 the journal Metabolism」に発表した、この研究結果
によれば、同大学のJill Kanaley教授らは、まずは、
軽度の糖尿病を患っている肥満の男女75名の被験者に、
16週間のエアロビクスを行わせて、
それぞれの心拍数、血圧、体重などを調べました。
結果として、女性の運動後の回復スピードは
改善されなかったのに対し、男性は回復スピードや
健康状態の改善、さらに体重の減少などのエクササイズの効果
が見られたそうです。
女性と男性の運動後のカロリー消費の違いは筋肉量の違い
どうして、同じエクササイズをして、
男性には体重減少が見られて女性には見られなかったのでしょう。
それは、男性の方が筋肉量が多く、基礎代謝も高い事が理由です。
休憩中でさえ、女性より男性の方がカロリーを多く消費しています。
そして、その筋肉量のハンディキャップは、男性が65%の努力で
エクササイズをしているのと同じ効果を得る為には、
女性は、20%増しの85%の努力が必要になると言う
大きな差になっています。
男・女の筋肉量のピークは10代で以後は下降していく
カロリー消費の基準になる基礎代謝は、
男性の場合は、15歳~17歳がピークで、
女性の場合には12~14歳がピーク、
それより後は、どちらも加齢と共に基礎代謝は低下していきます。
この基礎代謝は、筋肉量で左右されていますから、
筋肉が少ない女性は基礎代謝が低くなり太りやすくなるわけです。
もっとある、女性が太りやすくなる理由
ですが、ここで女性の場合には反論があると思います。
それは、今はともかく、若い頃は、そんなに運動しなくても
太らなかったという言い分です。
それには、加齢による女性ホルモンの減少も影響しています。
女性ホルモンであるエストロゲンは、体内脂肪に作用して、
お腹の周りに脂肪がつかないようにしているのです。
ですから、女性は筋肉量が少なくても、若い時には、
あまり太らないのですが、エストロゲンの働きが落ちてくる
更年期になると、お腹やお尻に脂肪が付き、
しかも落ちにくくなってしまうのです。
一方の男性には、そのようなホルモンの影響はありません。
このような事情で女性は男性と同じような運動をしていては、
体重が低下しないという結論が導き出されてしまうのです。
筋力をつけるには、どれが一番最適
「じゃあ、基礎代謝を上げる為に少し筋肉をつけなきゃだめかな」
そう思った女性にはスクワットをオススメします。
理由は簡単で、スクワットで鍛えられる大腿筋は、
体中の筋肉で一番大きな筋肉だからです。
スクワットには、大臀筋(だいでんきん)
大腿四頭筋(だいたいよんとうきん)ハムストリングス
といった大きな筋肉をはじめ、下半身じゅうの大小の筋肉群が
総動員されますので、下半身の筋力が30%アップできれば
基礎代謝にも影響が出ます。
それに、スクワットは一番効率がよい筋力アップでもあります。
例えば、トレーニングの代名詞である腹筋トレーニングですが、
この腹筋500回で得られる効果は、スクワット15回分と
同じだったりします。
スクワットは、このように、大変ではありますが、
少ない回数で大きな効果が得られるトレーニングなのです。