結婚する事で、男女の寿命が延びる場合があります。長生きしたければ結婚するべき!?
長生きしたければ結婚するべしというデータ
現在の日本では、婚活男子、婚活女子が入り乱れて、
生涯の伴侶(はんりょ)を求めてコンパや、
婚活パーティーに大忙しです。
かと思えば、一生一人の方が気楽でいいと、
独身ライフを満喫するような男女もいます。
では、寿命にポイントを絞ると、結婚した場合と
しない場合では、どちらが、長生きするのでしょうか?
結婚しないと、男は8~17年、女は7~15年寿命が短くなるとする研究結果
アメリカ、ケンタッキー州のルイスヴィル大学の研究
グループの過去60年間5億人を対象にした調査によると、
結婚していない男性の平均寿命は
既婚者に比較して8~17年短く、
同様に未婚女性の平均寿命も
7~15年短いという結果が出ました。
死亡率の高さでは、特に独身男性において顕著な傾向があり
既婚者よりも32%も高く、独身女性に比較しても
12%高いそうです。
結婚によって延びる寿命の平均値とは?
「つながりと社会ネットワークの驚くべき力」を書いた、
ニコラス・A・クリスタキス、
ジェイムズ・H・ファウラーによると、
「結婚生活によって男性の寿命は7年間延び、
女性の寿命は2年延びる事が統計分析から分かる」
と書かれています。
では、どうして、
結婚によって男女の寿命は延びるのでしょうか?
結婚する事によるメリットが平均寿命を延ばしている
結婚により寿命が延びる事には、
健康的な食生活が挙げられます。
独身だと外食が多いなどの要因から、栄養素が偏りますが
結婚すると、シッカリした家庭料理を食べるので
栄養の偏りが減ります。
そして、独身者に対するよりも既婚者に対する
社会的なサポートや周囲の援助も大きいと考えられます。
さらには、結婚した男女は互いの健康を気づかう
ようになるので、お互いの体の不調を発見しやすく
病気を早期に治療できます。
このように、結婚は、寿命を延ばすというポイントで
プラスに働き、平均寿命を延ばしているのです。
思うようにはいかない、夫婦仲が悪いと寿命が縮まる
ところが、このデータは、夫婦仲が良好、
或いは普通の場合のデータで、
夫婦仲が険悪だった場合には逆の事が起きます。
90組の夫婦に協力してもらい、
あるテーマについて討論してもらった所、
夫婦が互いの意見に否定的だった場合には、
心拍数や血圧が上昇し、
免疫機能も大きく低下してしまう事が分かったのです。
そして、その傾向は女性であればより大きな負担になり
健康を害する負担になってしまうようです。
免疫機能の低下は、様々な病気の要因になるので、
結果として、平均寿命は縮んでしまうという事になります。
結論からいうと、結婚しても、
夫婦円満であれば寿命は延び、
そうでないなら寿命は縮むという事になりますね。