低体温は要注意?平熱が35度台の弊害は様々。低体温予防に努めましょう。
低体温の人が増えている?
平熱は36度台が普通ですが、
平熱が35度台の低体温の人が増えています。
以前は、低体温というと、若い女性に多かったのですが
最近は男性の低体温も増えているのです。
低体温の人が増えている原因は、
食習慣や生活習慣の乱れと言われています。
偏食やジャンクフードの食べすぎ、運動不足などは、
身体に必要な栄養素の不足や血行不良を招いて、
低体温の原因となりますし、
ストレスは自律神経を乱すため、低体温になりやすいのです。
35度台も36度台もそれほど変わらないと思っていたり、
低体温でも別に問題ないと考えている人もいる
かもしれませんが、低体温が原因で身体には様々な問題が
起こってくるのです。
低体温の弊害は?
人間の身体は36度台で正常に働くようにできています。
そのため、平熱が35度台だと、
身体に様々な弊害が出てきます。
1つ目が、太りやすくなることです。
人間の体温を維持するためには、エネルギーが必要です。
そのため、平熱が高い人は体温を維持するために、
より多くのエネルギーが必要となるのです。
このエネルギーとは、基礎代謝のことです。
平熱が高ければ基礎代謝が高く、
平熱が低ければ基礎代謝は低いということになります。
平熱が体温が1度違うと、基礎代謝は12%違うと言われています。
健康な成人男性の基礎代謝量は約1500kcalです。
低体温の人は、
この12%=180kcalも基礎代謝が低いことになります。
1日で180kcalの差が出るということは、
1ヶ月で5400kcalも差が出ることになります。
低体温の人に比べて、健康な人は何もしなくても
1ヶ月で5400kcalも消費しているんです。
この差は、かなり大きいと思いませんか?
2つ目が、免疫力が低下することです。
人間の免疫機能は、36度台で活発に働きますが、
35度台だとその働きが低下します。
免疫力が低下すると、風邪や感染症などに
かかりやすくなったり、アレルギー症状が出やすくなります。
3つ目は、老化が早く進むことです。
健康な人と低体温の人では、基礎代謝量が12%違うと
説明しましたが、新陳代謝は40~50%も差が出ます。
つまり、細胞の働きや生まれ変わりが悪くなるということです。
細胞の生まれ変わりが遅いと、
外見だけでなく身体の内部の老化も早くなってしまいます。
平熱を上げる方法とは?
低体温は、身体に悪いことばかりということが
わかったと思います。
では、平熱を36度台に上げるには、
どうしたら良いのでしょう?
体温を上げるためには、
上記で説明した低体温の原因を改善すれば良いのです。
バランスの良い食事を1日3回きちんと食べること、
適度な運動習慣をつけること、
ストレスを溜め込まないことが大切です。
これ以外に、身体を冷やさないようにする工夫も大切です。
夏場は冷房に頼り過ぎないことや冷たいものを取り過ぎないこと
入浴はシャワーだけで済ますのではなく、
湯船につかるようにすることなどが効果的です。
これらの方法は、すぐに実践できることばかりですので、
低体温の人はできることから始めるようにしましょう。