ブドウジュースの健康パワーとその注意点を知りましょう。ただし農薬には注意です
ブドウジュースで善玉コレステロールアップ
「コレステロール」というと、
健康に悪いというイメージがありますよね。
でも、コレステロールの中には、
健康に良い働きをするものがあるんです。
それは、「善玉コレステロール」です。
善玉コレステロールは、
身体の血管に取り付いている過剰なコレステロールを
肝臓に運んでくれる役割がありますので、
動脈硬化を予防する効果があります。
ブドウジュースには、
この善玉コレステロールを増やす働きがあります。
ブドウには、ポリフェノールが含まれていて、
ポリフェノールの抗酸化作用により、
善玉コレステロールが増え、
動脈硬化予防があることが科学的にも証明されています。
赤ワインにも同様の効果がありますが、
お酒が飲めない人にとっては、
赤ワインよりもブドウジュースのほうが良いですよね。
ポリフェノールは、ブドウの皮に多く含まれていますので、
ブドウジュースを選ぶ時には、
皮も一緒に含まれている
赤ブドウジュースを選ぶようにしましょう。
ブドウジュースで記憶力アップ
ブドウジュースの健康効果は、
善玉コレステロールの増加だけではありません。
記憶力アップの効果も得られるんです。
アメリカのシンシナティ大学で行われた実験では、
毎日ブドウジュースを飲んだグループは、
飲んでいないグループに比べて、
記憶力のアップが見られたという結果が出ています。
また、毎日8オンス(約230ml)のブドウジュースを飲むと、
記憶力が20%アップするというデータもあります。
これらの記憶力アップも、
ブドウに含まれるポリフェノールの抗酸化作用によるもので
ポリフェノールの抗酸化作用により、脳の酸化が予防でき、
脳が活性化されたものと考えられます。
ブドウジュースに含まれる農薬に注意!
健康に良いとされるブドウジュースですが、
残留農薬には注意が必要です。
ブドウジュースやウーロン茶を飲んだ22歳の女性が、
呼吸困難や歩行不能の症状が出て、
病院を受診したというケースがありました。
また、ブドウジュースを大量に飲んだ後に
意識障害などの中枢神経症状が現れた児童がいて、
ブドウジュースを飲むのをやめたら、
数日後に症状が治まったという事例もあります。
これらは、ネオニコチノイド系の農薬が
原因と考えられています。
このネオニコチノイド系の農薬はブドウだけでなく、
様々な農産物に使われていますが、ブドウジュースの場合、
皮ごとジュースにしているものが多いですし、
ジュースにするとごくごく飲めてしまうため、
知らない間にネオニコチノイド中毒になってしまう
可能性があるのです。
ネオニコチノイド中毒は、頭痛や抑うつ、
意識障害などの中枢神経症状が出るのが特徴です。
ブドウジュースは健康に良いけれど、
飲みすぎは中毒症状を引き起こす可能性があるため、
飲み過ぎず、適量を守るようにしましょう。