イメージ画像

冬に多い皮膚トラブル、ひびやあかぎれ。その原因と対策を知りましょう。




冬はひび、あかぎれの季節

131202-1

冬は、寒く空気が乾燥する季節です。

そうすると、皮膚がかさかさしたり、
痒くなったりなどの皮膚トラブルが多くなりますよね。

冬に起こりやすい皮膚トラブルの中でも、
最も多いのが、「ひび」「あかぎれ」です。

「ひび」や「あかぎれ」って、
一体どんな状態のものかご存知ですか?

ひびは、肌が何らかの原因で乾燥して、
肌表面の角質層の水分や油分が奪われてしまい、
皮膚の弾力がなくなります。

そうすると、皮膚の表面の溝に沿って亀裂が入ったり
割れたりします。

これが「ひび」です。

「あかぎれ」は、ひびが皮膚表面の角質層にとどまらず
真皮層にまで達してしまったものです。

真皮層には毛細血管や神経が通っているため、
血がにじんだり、ピリピリとした痛みが伴います。

「ひび」が悪化すると、「あかぎれ」なるんですね。

ひびやあかぎれの原因

131202-2

冬に多いひびやあかぎれですが、
原因はなんでしょう?

ひびやあかぎれの原因は、主に2つあります。

1つ目は、気温の低下と乾燥です。

気温が低下すると、毛細血管が収縮するため、
指先の血行が悪くなります。

血行が悪くなると、
細胞に十分な栄養分が行き届かなくなるため、
皮膚の再生能力が衰えてしまいますし、
肌を保護する役割がある油分の分泌も
少なくなりますので、
ひびが起こりやすい状態になります。

さらに空気が乾燥すると、
肌表面から水分が失われるため、
皮膚のバリア機能が低下し、
ひび割れしやすくなってしまうのです。

2つ目が、洗剤や石鹸の使用です。

美容師や看護師、調理師などの職業は、
手荒れが職業病になっています。

これらの職業は、頻回に手を洗うなど
洗剤や石鹸に触れる機会が多いため、
手荒れが職業病になっているんですね。

洗剤や石鹸は、
皮膚の油分や角質を洗い流してしまうため、
皮膚のバリア機能が低下して、
ひびやあかぎれを起こしてしまうのです。

ひび・あかぎれ対策は?

130603-9

あかぎれになると、痛みや出血を伴いますし、
指先にひびやあかぎれがあるのは、
見た目もあまり良くないですよね。

ひびやあかぎれの予防や治療は、
とにかく保湿をすることです。

水仕事をしたり、手を洗った後、入浴後などは、
必ずハンドクリームなどを塗って、
保湿を心がけるようにしましょう。

失われた水分や油分をハンドクリームで補うのです。

できるだけこまめに保湿をして、
皮膚の乾燥を防ぐようにしましょう。

また、水仕事をする時はゴム手袋を着用することは、
ひび・あかぎれ対策に非常に有効です。

これらの対策をしても、
あかぎれがどんどん悪化する場合は、
皮膚科を受診して、
ステロイド軟こうなどを処方してもらってください。





タグ



2013年12月2日 | カテゴリー:手・足 皮膚

あわせて読みたい関連記事