リップクリームの使いすぎには要注意！唇の荒れの原因を知りましょう
冬は唇の荒れが気になる季節
寒い冬になると、唇がカサカサ乾燥しやすくなります。
ひどい場合には、皮がむけて出血したり、
ヒリヒリと痛みを伴う場合もありますよね。
冬になると、湿度が低くなり空気が乾燥しますので、
唇の水分が奪われて、乾燥しやすくなるのです。
また、冬はエアコンによる暖房で、
さらに乾燥が進んでしまいます。
そのため、冬は唇が乾燥して荒れやすいのですが、
唇の荒れの原因は空気の乾燥だけではありません。
唇が荒れる原因
唇が荒れる原因には、様々なものがあります。
唇の荒れの原因の代表的なものが、紫外線です。
強い紫外線を浴びて、日焼けをすると、
皮膚が乾燥して皮がむけることがありますよね。
唇は皮膚を守る角質層が薄いため、
紫外線の影響を受けやすく、
少しの紫外線でも荒れてしまうのです。
また、健康状態が悪いと唇が荒れることもあります。
ビタミンB2は、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるので、
ビタミンB2が不足していると、唇が荒れやすくなります。
また、唇は胃腸の状態を反映することもあります。
胃腸が疲れていたり、
胃腸炎を起こすと唇が荒れる場合があるんです。
特に、胃に問題がある時は上唇が、
腸に問題がある時は下唇が荒れると言われています。
このほかに唇をなめる癖のある人や口呼吸をする人は、
唇が乾燥して荒れやすくなりますし、
食後に唇をきれいにせず食べ物のカスや
調味料がついたままにしておくことも、
荒れる原因のひとつです。
効果的なリップクリームの使い方
唇の荒れを防ぐために、
リップクリームを常用している人も多いと思います。
市販のリップクリームは、
荒れる前から使う必要があります。
つまり、唇の乾燥や荒れを
予防するために使うということですね。
荒れてしまった唇には、
医薬品のリップクリームを使うと良いでしょう。
リップクリームを使う時は、唇のキメに合わせて、
縦方向に塗っていくと、
皮膚のキメまでしっかり保湿してくれるので効果的です。
また、冬場は気温が低いため、
リップクリームが硬くなっていますが、
少し温めて柔らかくしてから使うようにしましょう。
リップクリームの使いすぎに注意
唇の乾燥を防ぐためといっても、
リップクリームの使いすぎは要注意です。
1日に何度も繰り返し使っていると、
リップクリームに含まれる成分や
リップクリームと唇の摩擦の刺激で、
唇やその周囲に皮膚炎を起こしてしまうことがあります。
そうすると、唇の乾燥や荒れはさらに進んでしまい、
それを治すためにもっと頻繁にリップクリームを使う
という悪循環に陥ります。
皮膚炎がひどくなると、
唇と皮膚の境目が不明瞭になったり、
唇のしわが無くなってしまう場合があります。
リップクリームによる皮膚炎を予防するためには、
リップクリームの使用回数を1日3回程度にしておきましょう。
もし、唇の荒れが治らないときには、
皮膚科を受診して、適切な治療を受けてくださいね。
