肩こりのメカニズムを知って、簡単にできる肩こり解消ストレッチを実践しましょう。
肩こりはなぜ起こる?
慢性的な肩こりを持っている人は多いと思います。
肩こりがひどいと頭痛や首の痛みなどの症状も出てきて
辛いですよね。
肩こりを解消するために、
まずは肩こりが起こるメカニズムを知りましょう。
肩こりは
肩の筋肉が緊張することで起こります。
デスクワークなどで同じ姿勢を長時間続けたり、
精神的なストレスを感じると、
自律神経のバランスが乱れて、
交感神経が優位に働きます。
交感神経が優位になると、
血管が収縮し筋肉が緊張します。
血管が収縮すると、血流が悪くなりますので、
筋肉に必要な酸素や栄養分が送られず、
老廃物が蓄積して、痛みの物質が産生され、
肩こりを感じるようになります。
この肩こりがストレスとなって、
精神的なストレスを感じ、
また交感神経が優位になって、
肩こりが生じるという悪循環に陥りやすいため、
肩こりは慢性化しやすいのです。
肩こりの原因
次に、肩こりの原因をご紹介します。
肩の筋肉は、常に重い頭を支えていますので、
疲労が溜まりやすい部位ではありますが、
肩の緊張や疲労を悪化させる要因には
様々なものがあります。
1つ目は、長時間同じ姿勢でいることです。
デスクワークの人は要注意ですね。
同じ姿勢でいると、肩を動かさないので、
肩の筋肉の働きが低下して、血行が悪くなり、
肩こりを起こしやすくなります。
2つ目は、手や腕、目の疲労です。
手や腕の筋肉を使うことで、肩の筋肉を使い、
負担をかけることになりますので、
結果として肩こりの原因となります。
また、長時間のパソコン作業など目を酷使すると、
肩の筋肉が緊張しやすくなります。
3つ目が精神的なストレスです。
精神的なストレスを感じると、
交感神経が優位に働きますし、
無意識に体を硬く緊張させてしまいます。
上記以外にも、加齢に伴う骨や腱の衰えや
高血圧、低血圧、貧血なども
肩こりを悪化させる原因になりますし、
狭心症や心筋梗塞、胃潰瘍でも
肩こりが起こることがあります。
肩こりに効く簡単ストレッチ
寒い季節は、体が緊張しやすく、
寒さによって血行も悪くなりますので、
肩こりが悪化しやすい季節です。
肩こりに効く簡単ストレッチを覚えて、
肩こりを緩和させましょう。
1つ目は、胸の筋肉を伸ばすストレッチです。
右のひじを曲げて、後ろにそらして、
胸の筋肉を伸ばしましょう。
この時、左指で右胸の筋肉を外側に押すようにすると、
さらに胸の筋肉が伸びるので効果的です。
あまり強く行うと筋肉を傷めますので、
「気持ち良い」程度にしておきましょう。
2つ目は、肩を回すストレッチです。
右ひじを曲げて、右手を右肩の上に置いて、
右ひじをゆっくり大きく円を描くように動かすと、
肩も一緒に回りますよね。
この2つのストレッチは、オフィスで座ったままでも
簡単に短時間でできますので、
仕事の合間に行うと、肩こりが緩和しますよ。
また、肩に使い捨てカイロを当てて、
肩周辺を温めることも肩こり解消につながります。
肩こり解消のために、
簡単にできることから始めていきましょう。