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睡眠障害だけじゃない?眠くなる奇病「眠り病」について知りましょう。




カザフスタンで眠り病が流行中

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カザフスタンのカラチ村というところで、
謎の眠り病が流行しています。

この眠り病は、「突然眠りに落ちる」ことが特徴で、
患者の中には牛の乳絞りをしていたところ、
突然この眠り病を発症して眠りに落ち、
その後2日間眠り続けたそうです。

眠り続ける期間は人によって異なりますが、
6日間眠り続けた人もいたとのこと。

この病気のもうひとつの特徴は、
突然眠りに落ちたにもかかわらず、
体には何の異変も起きていないという点です。

この病気により
眠り続けている患者の全身状態を検査しても、
「眠っている」という以外は
体に異常はみられませんでした。

この謎の眠り病は
カラチ村で2013年3月に初めて確認され、
その後何度か流行と終息を繰り返してきましたが、
2014年5月になってまた流行していて、
現時点で約60人がこの病気により
眠っているとのことです。

この病気は
感染症の一種ではないかと言われていますが、
原因やその他詳細なことは全くわかっておらず、
専門家達が原因究明に乗り出しています。

ナルコプレシーとは

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眠り病は、カザフスタンで起こっている
謎の感染症だけではありません。

ナルコプレシーという睡眠障害は、
しっかり睡眠をとっていても、
日中に強い眠気に襲われて、
居眠りを繰り返してしまう病気です。

10代で発症することが多く、
世界的には1000~2000人に1人の割合ですが、
日本人は600人に1人が発症するというデータがあり、
日本人に多い病気と言われています。

ナルコプレシーは、神経伝達物質のひとつである
オレキシンという物質の欠乏が原因と言われていますが
なぜオレキシンが欠乏するのかはまだわかっていません。

また、手術や精神的ストレス、大量出血、
寝不足などの過剰なストレスを受けた後に
ナルコプレシーを発症しやすい傾向にあります。

アフリカ睡眠病

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眠り病のひとつに
アフリカ睡眠病という病気があります。

カザフスタンの眠り病やナルコプレシーは、
直接命の危険があるわけではありませんが、
アフリカ睡眠病は年間4万人が死亡している
恐ろしい病気です。

アフリカ睡眠病は、
サハラ以南のアフリカで発生している感染症で、
ツェツェバエが媒介する
トリパノソーマという原虫が原因です。

初期には頭痛や発熱、関節痛といった
風邪とよく似た症状が現れますが、
その後リンパ節が腫れ上がります(第1期)。

第2期になると、原虫が脳に侵入し、
神経症状を引き起こします。

神経痛や精神障害が見られた後、
睡眠リズムが乱れだし、
朦朧とした状態になって
昏睡状態に陥り死に至ります。

通常、眠りは健康のために大切なもので、
ぐっすりと眠るために
就寝前にリラックスタイムを設けたり、
寝具を買い換えたりする人もいますが、
このような眠り病もあるんですね。

日本にいる限り、
カザフスタンの眠り病や
アフリカ睡眠病にかかることはほぼないと言えますが、
ナルコプレシーやその他の睡眠障害になる
リスクはあります。

ナルコプレシーがひどくなると
社会生活を営むことが難しくなりますので、
しっかり睡眠をとっていても、
日中に強い眠気を感じるという人は、
早めに医療機関を受診するようにしましょう。





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2014年5月31日 | カテゴリー:感染症 睡眠

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