楽しい老後を送るために、健康寿命(自立した生活を送ることができる期間)を延ばしましょう!
健康寿命を延ばしましょう!
日本は長寿大国ですよね。
2013年の世界の平均寿命は71.5歳です。
それに対して、日本の平均寿命は男性が80.21歳、
女性が86.61歳と大きく上回っています。
ただ、最近注目を集めているのは
「平均寿命」ではなく「健康寿命」です。
健康寿命とは、介護が必要ではなく
自立した生活を送ることができる期間のことです。
平均寿命が長くても、健康寿命が短ければ、
長期間介護が必要で、生活を楽しむことができず、
QOLは著しく下がってしまいますよね。
平均寿命と健康寿命の差をいかに短くするかが、
楽しい老後を送るための重要な鍵なのです。
血管年齢を若くする!
健康寿命を延ばすためには、血管年齢を若くする必要があります。
動脈硬化などで血管が衰えてしまうと、
栄養や酸素を全身に送り届ける能力が下がりますので、
各臓器や筋肉などの機能も低下します。
また、動脈硬化が進めば、
脳卒中や心筋梗塞のリスクが上がります。
これらの病気は、後遺症が残り、
寝たきりになる可能性が高いですので、
健康寿命を延ばすためには、
血管年齢を若く保つ必要があるんです。
血管年齢を若く保つためには、
やはり動脈硬化の予防が一番です。
動脈硬化は高血圧や脂質異常症が原因ですので、
塩分やコレステロールを控えめにして、適度な運動が大切です。
脳年齢を若くする!
健康寿命を延ばすためには、脳年齢を若くすることも大切です。
認知症になれば、介護が必要になってしまいますから。
脳年齢を若く保つためには、歩くことが有効と言われています。
歩くという行動だけで脳全体を活性化しているんです。
しかも、楽しみながら歩くと、さらに脳は活性化されて、
脳年齢を若く保つことができるとのことです。
歩くことは、難しい数式を解くよりも
脳を活性化させるそうですよ!
脳は使わないと、どんどん衰えていきます。
楽しみながらどんどん歩いて、脳を活性化させていきましょう!
骨年齢を若くする!
健康寿命を延ばすためには、骨年齢を忘れてはいけません。
加齢によって、骨は脆くなっていくものですが、
骨が脆くなれば、骨折しやすくなりますよね。
特に、高齢者は筋肉も衰えていますので、転びやすいんです。
転んだだけで骨折する高齢者は、とても多いんですよ。
そして、骨折して一度寝たきりになってしまうと、
そこからリハビリがうまくいかずに、
そのまま寝たきりが続くこともよくあります。
寝たきりの2大原因は、脳卒中と骨折なんです。
ですから、寝たきりを防いで健康寿命を延ばすには、
骨年齢を若く保つことが大切なんですね。
骨年齢を若く保つための秘訣は、
やはり若いころからカルシウムをしっかり摂って
「貯骨」しておくことです。
そして、カルシウムだけではなく
ビタミンDやビタミンKも一緒に摂って、
骨を丈夫にしておきましょう。
女性は閉経後にエストロゲンの分泌が減少して、
骨粗しょう症になりやすいので、特に注意しましょう。
血管年齢、脳年齢、骨年齢を若く保って、
健康寿命を延ばし、楽しい老後を送りたいですね!