デスクワークには危険がいっぱい!デスクワークの健康への影響を知りましょう。
デスクワークで腰痛に
デスクワークは、立ち仕事や力仕事、外回りの多い営業職に比べて、
「体力的に楽な仕事」と思われがちですが、
デスクワークは長時間座ったままの
同じ姿勢でいることを強いられますので、
決して楽な仕事ではないですよね。
長時間のデスクワークをしている人の85%以上が
疲れやイライラを感じているというデータもあります。
そして、長時間のデスクワークは健康に悪影響を及ぼすんです。
長時間のデスクワークによる弊害の代表と言えば、
腰痛ですよね。
長時間座ったままでパソコンに向かっていると、
どうしても腰周りの筋肉が凝り固まってしまいます。
また、椅子やデスクの高さが自分の身体に合っていないと、
腰に負担がかかりますので、腰痛が悪化するんです。
腰痛が悪化すれば、
デスクワークをするのが苦痛になるだけでなく、
歩くのがつらいなど日常生活にも支障をきたすようになるんです。
デスクワークが原因でうつ病に?
長時間のデスクワークで凝り固まるのは
腰周りの筋肉だけではありません。
肩や首の筋肉も凝ってしまいます。
肩こりは頭痛やめまい、吐き気、倦怠感などを引き起こしますし、
首の凝りはうつ病を引き起こすこともあるんです。
首は脳へとつながる重要な部分で、
自律神経が複雑に絡み合っています。
首の筋肉が凝り固まると、
自律神経のバランスが乱れてしまうんです。
自律神経のバランスが乱れれば、交感神経が過度に優位になり、
副交感神経の働きが低下しますので、
常に緊張を強いられているような状態になり、
リラックスすることができません。
そうすると、脳はストレスを感じて、
自律神経失調症やうつ病、
パニック障害を引き起こすことがあるんです。
長時間のデスクワークをしていると、
精神疾患を患うリスクも上昇するんです。
肺塞栓や脳卒中のリスクもアップ
デスクワークは、
肺塞栓や脳卒中のリスクも上げることを忘れてはいけません。
忙しい時は、3~4時間立ち上がることもなく、
ずっと同じ姿勢で座っていたということもあると思います。
そうすると、いわゆるエコノミークラス症候群と
同じような症状になる可能性があるんです。
エコノミークラス症候群は、長時間座ったまま動かないことで、
脚に血栓ができて、
それが肺や脳に飛んで血管が詰まることで起こります。
エコノミークラス症候群の原因が
「長時間座ったまま動かない」ことで起こるなら、
忙しいデスクワーク中にも起こり得ますよね。
肺塞栓や脳卒中が起これば、命に関わります。
特に、高脂血症(脂質異常症)は動脈硬化が指摘されている人は、
血栓ができやすいので、注意が必要です。
長時間のデスクワークはこれだけのリスクがあるんです。
このリスクを回避するためには、
1~2時間に1度は立ち上がってトイレに行ったり、
その場でストレッチをして身体を動かす必要があります。
長時間のデスクワークのリスクをきちんと知って、
しっかり対策していきましょう。