喉が渇くのは脱水症状の証拠。喉の渇きに潜む意外な病気について知りましょう。
喉が渇くのは脱水症状の証拠
「なんだかやたら喉が渇くなぁ」と感じた経験はありませんか?
水分を取っているつもりなのに、
喉が渇いて仕方がないという時もあるでしょう。
「喉が渇いているなら、水を飲めば良いや」
と思うかもしれませんが
喉の渇きには意外な病気が隠されているかもしれないんです。
喉が渇くことで、
まず最初に思い浮かぶ病気は脱水症状だと思います。
脱水症状になれば、
全身の水分が足りていないことになりますので、
唾液の量も減って、喉の渇きを覚えるんです。
水分を取っているつもりでも、
それがカフェインなど利尿作用のある飲み物だったら、
体内の水分はどんどん失われていきます。
また、エアコンが効いている環境など
空気が乾燥しているところだと、
気づかないうちに不感蒸泄が増えて脱水になるんです。
「喉が渇いた」と思ったときには、
既に軽度の脱水症状になっていますので、喉が渇いたと思ったら、
しっかり水分補給をすること、そしてできれば喉が渇く前に
こまめに水分補給をするようにしましょう。
自律神経のバランスが崩れているせいかも?
喉が渇くのは、
自律神経のバランスが崩れている可能性もあります。
緊張した時に、喉がカラカラに渇いた経験はありませんか?
あれは、緊張して交感神経が優位になりすぎて、
自律神経のバランスが崩れて、
唾液の分泌量が減ってしまったために起こる現象です。
自律神経のバランスが崩れるのは、
緊張した時だけではありません。
日常生活で常にストレスを感じていたり、
睡眠不足や慢性疲労でも自律神経のバランスは崩れてしまいます。
水分をしっかり取っているのに、なぜか喉が渇く、
そしてストレスを感じているという場合は、
自律神経のバランスが乱れていることが
喉の渇きの原因かもしれません。
その時は、ストレス発散を十分な休息を心がけ、
規則正しい生活を送るようにしましょう。
糖尿病のサインかも?
喉の渇きが症状に出る病気の中で、最も恐ろしいのは糖尿病です。
糖尿病になると喉が渇くことがあるんです。
糖尿病は体内の過剰なブドウ糖を
尿と一緒に排泄しようとしますので、
浸透圧の関係で尿量が増えます。
そうすれば、今までと同じように水分補給をしていたのに、
尿量が増えますので、体内の水分が足りなくなって、
喉の渇きを覚えるというわけです。
喉が渇くようになった、トイレが近くなったという人は、
糖尿病の可能性がありますので、
一度医療機関で血糖値やHbA1cなどを
検査してみると良いでしょう。
たかが喉が渇いているだけと思うかもしれませんが、
喉の渇きには思わぬ病気が潜んでいることもあります。
特に、飲んでも飲んでも喉が渇くという場合は、
一時的な脱水症状ではなく、糖尿病などの危険がありますので、
早めに医療機関を受診してください。