がんは食事で予防!がんを予防できる食べ物・食生活を知りましょう。
食生活はがんの原因にも予防にもなる
日本人の2人に1人はがんにかかり、
3人に1人はがんで死亡すると言われています。
それほど、がんは私たち日本人にとって身近な病気なんです。
がんは生活習慣病の1つです。
つまり、がんを発症するかは生活習慣が大きく関わっているんです。
生活習慣の中でも、
食生活はがんの発症を大きく左右するって知っていますか?
欧米の食生活、つまり動物性脂質をたくさん取っていると、
大腸がんや乳がんのリスクが高まります。
また、塩分の取りすぎは胃がんになりやすくなります。
逆に、健康的な食生活を続ければ、
がんのリスクを下げることができます。
イギリスの疫学研究で、
食生活を改善すればがんで死亡するリスクを
35%も下げることができることがわかっています。
つまり、食生活はがんの原因にも予防にもなる
重要な生活習慣なのです。
がんは抗酸化作用のある食べ物で予防
では、がんを予防するには
どのような食生活を送れば良いのかをご紹介します。
まず、あらかじめお伝えしておきたいことは、
「栄養のバランスが良く規則正しい食事」が基本であることです。
5大栄養素を満遍なく取り、
それぞれ1日の必要摂取量、上限量を守って、
1日3食しっかり食べることが大切です。
これを基本とした上で、がんを予防できる食べ物をご紹介します。
がんを予防できる食べ物、
それは抗酸化成分をたっぷり含んでいるものです。
具体的にはトマト(リコピン)やクランベリー(アントシアニン)
緑茶(カテキン)、大豆(イソフラボン、サポニン)などですね。
これらには抗酸化物質がたっぷり含まれています。
抗酸化物質は、がんの予防に効果があることがわかっていますので、
積極的に取りましょう。
そのほかブロッコリーやにんにくも
がん予防に良い成分が含まれています。
ブロッコリーはイソチオシアネートや
インドールという成分を含んでいますが、
これらの成分はがん細胞の増殖を抑制し、
がんの進行を遅らせてくれます。
また、にんにくには
ケルセチンという抗酸化成分が含まれているほか、
アリシンという硫黄化合物が発がん性物質を無毒化してくれるんです。
きのこや海藻類も効果的
抗酸化成分を含む食べ物やブロッコリー、にんにく以外に、
きのこや海藻類もがん予防の効果があります。
きのこ類にはβグルカンという成分が含まれています。
βグルカンは免疫力をアップし、
がん細胞の増殖を防いでくれる効果があるんです。
また、海藻類はフコダインという成分が含まれています。
フコダインはがん細胞を自殺させるアポトーシス作用など
がん細胞の増殖を抑制する効果がありますので、
がんの予防につながります。
そして、きのこも海藻類も食物繊維が豊富ですよね。
食物繊維をしっかり取れば、
大腸がんのリスクを下げることができます。
毎日の食事に気を使うことで、
がんのリスクを大幅に低下させることができます。
栄養のバランスが良い規則正しい食事に、
抗酸化成分や抗がん作用のある成分を含む食べ物を食べて、
がんを予防しましょう。