体臭の原因は肝臓?気になる夏の体臭対策について知りましょう。
汗をかくと臭いが気になる
蒸し暑い季節は、汗をたくさんかきますので、
体臭が気になりますよね。
特に、満員電車やエレベーターなど
密室で人との距離が近い場所だと自分が臭くないかどうか
気になってしまう人が多いと思います。
夏は体臭が気になる。
それは汗をかくからなのですが、
実は汗は無臭だって知っていますか?
ですから、汗が直接体臭の原因になるわけではないんです。
でも、汗をかくとやっぱり臭いが気になる
という人も多いですよね。
汗は無臭なのに、なぜ臭いがするのでしょうか?
それは、汗をかくと、その部分に雑菌が繁殖するからです。
皮膚には常在菌などの雑菌がいます。
汗をかくと、その常在菌が繁殖して皮脂や汗が分解され、
その時に嫌な臭いの分子が発生するのです。
だから、汗は無臭でも汗をかくと嫌な臭いがするんですね。
その臭いは肝臓が原因かも?
汗をかいて体臭が気になるのは仕方がないことです。
皮膚の常在菌は酸性の膜を作って皮膚を保護してくれていますし、
汗をかかないと体温調節ができませんから。
汗をかいて体臭がきつくなるのは仕方がない。
でも、最近は普段よりも体臭がきつい気がする
という人はいませんか?
もしかしたら、それは肝臓が原因かもしれません。
肝臓はアンモニアを解毒して、
尿素に変えて体外へ排出する役割を担っていますが、
肝機能が低下するとアンモニアを解毒しきれなくなり、
過剰なアンモニアが汗と一緒に体外へ出てくるので、
体臭がアンモニア特有の酸っぱい臭いになるんです。
肝臓を労わって臭いをケア
最近、体臭がきつくなったという人は、
肝臓を労わるようにしましょう。
肝臓を酷使する生活を送っていませんか?
生活習慣を見直して、
肝臓を労わる生活をしなければいけません。
過度の飲酒はもちろんですが、
脂質が多い食事も肝臓に負担をかけます。
そのほか、睡眠不足やストレスでも肝臓の負担は増えますし、
喫煙も良くありません。
つまり、暴飲暴食は控えて、
適度で健康的な食事を取り、休息はしっかり取る。
さらに、ストレスは溜め込まずに発散する、禁煙する。
このような生活をしていれば、
肝臓の負担は減ることになります。
でも、現代でこういう生活をするのは、
なかなか難しいのが現実ですよね。
健康的な生活をしたくても忙しくて
時間がないという人も多いと思います。
そういう人は肝臓に良い食べ物を
積極的に食べるようにしましょう。
肝臓に良い食べ物には、
シジミや牡蠣、レバー類、海藻類、大豆、ゴマなどがあります。
もちろん、肝臓に良い食べ物だけを食べるのでは意味がありません。
栄養のバランスが良い食事を取りながら、
肝臓に良い食べ物を食べるようにするんです。
そうすると、肝機能がアップして、
アンモニアをしっかり解毒できますので、
体臭があまり気にならなくなるかもしれません。
また、汗をかいたらこまめにふき取るようにすると、
雑菌の繁殖を防ぐことができますので、
汗をかいても臭いがあまり出ないようになりますよ!
夏は臭い対策をしっかり行っていきましょう。