オイルで生活習慣病を予防?健康に良いオイルの種類を知りましょう。
健康に良いオイル=オリーブオイル
脂質はカロリーが高くて肥満になるし、
悪玉コレステロールや中性脂肪が増えて動脈硬化を促進するから、
健康に良くないものというイメージがあるかもしれませんが、
すべての脂質、すべての油が健康に悪いというわけではありません。
健康に良い油もあるんです。
その代表がオリーブオイルです。
オリーブオイルは、オレイン酸がたっぷり含まれていますので、
悪玉コレステロールを減らして
善玉コレステロールを増やしてくれます。
善玉コレステロールが増えると、動脈硬化を予防でき、
脳卒中や心疾患の予防につながります。
また、オレイン酸は善玉菌を増やしますので、
便秘解消やアレルギー症状の軽減、
免疫力のアップにも役立ちます。
さらに、糖尿病や骨粗しょう症の予防、
アルツハイマー病の予防にも効果があることが
実証されているんです。
最近は、健康食として地中海料理が注目を集めていますが、
地中海料理が健康に良いとされている根本には、
オリーブオイルをたっぷり使っているからという理由があります。
健康に良いオイル=ココナッツオイル
健康に良い油の2つ目は、ココナッツオイルです。
ココナッツオイルはここ1~2年で
急速に注目を集めている油ですよね。
以前はあまり日本人には馴染みがないオイルでしたが、
最近は入手するのも簡単になってきました。
ココナッツオイルの脂肪酸は中鎖脂肪酸ですので、
一般的な脂肪酸よりも早く燃焼されてエネルギーに変わるので、
太りにくいというメリットがあります。
また、インスリン抵抗性を上げて糖尿病を予防したり、
悪玉コレステロールを減らして動脈硬化を予防してくれます。
さらに、ココナッツオイルには
ラウリン酸という母乳にも含まれる
免疫力をアップさせる抗菌物質が含まれているんです。
また、ココナッツオイルは
腸をきれいにして便秘解消にも効果がありますし、
ビタミンEの一種であるトコトリエノールという
抗酸化作用がある成分も含まれています。
健康に良いオイル=グレープシードオイル
健康に良いオイルの3つ目はグレープシードオイルです。
オリーブオイルやココナッツオイルよりも、
馴染みがないかもしれませんね。
グレープシードオイルは、ぶどうの種から採られる油です。
グレープシードオイルは、コレステロールが含まれていません。
リノール酸とオレイン酸が主成分になります。
そして、ビタミンEの一種であるトコトリエノールは、
オリーブオイルの約2倍も含まれているんです。
トコトリエノールは抗酸化作用が強いので、
生活習慣病やがん予防、老化防止に役立ちます。
また、アメリカのフロリダ大学の研究で
グレープシードオイルはトコトリエノールの効果で脂肪がつきにくく、
肥満になりにくいことがわかっています。
油は健康に悪いと決めつけず、
健康に良いオイルを選んで食べるようにしましょう。
ただ、いくら健康に良いといってもカロリーは高いですので、
食べ過ぎには注意してくださいね。