12月から開始のストレスチェックって何?ストレスを溜め込むとどうなるの?
ストレスは健康に悪い!
ストレス社会と言われる現代において、
日常生活を送っていてまったくストレスを感じないという人は
いないと思います。
ほとんどの人が毎日何かしらのストレスを感じていて、
そのストレスを少しずつ溜め込んでいるのではないでしょうか?
あまりに日常的にストレスにさらされているため、
ストレスによる悪影響をそれほど感じないかもしれませんが、
ストレスは健康の大敵なんです。
ストレスがかかると、脳はストレスに対抗しようとして、
アドレナリンという神経伝達物質を放出します。
このアドレナリンは交感神経を刺激しますので、
自律神経のバランスが崩れて、様々な体の不調を起こすのです。
具体的には自律神経失調症や高血圧、
胃潰瘍などの消化器系の病気、免疫力の低下、
アレルギーの悪化、生活習慣病などですね。
また、ストレスはうつ病や不安障害、
アルコール依存症など精神疾患の原因にもなるものなんです。
日ごろからのストレス発散が大切
ストレスが引き起こす病気の代表例をご紹介しましたが、
これらの病気を見ると、ストレスは万病の元と言えますよね。
でも、現代社会を生きている限り、
ストレスフリーの生活を送ることはほぼ不可能と言えます。
では、ストレスからあなたの健康を守るためには
どうすれば良いのでしょうか?
それは、ストレスを感じても、
それを溜め込むことなく、こまめに発散することです。
あなたは、自分に合ったストレス解消法を持っていますか?
趣味に没頭したり、
運動して汗をかいたりするとストレス解消になりますが、
ストレス解消法は人によって違いますので、
自分に合ったストレス解消法を見つけ、
それを実践するようにしましょう。
ただ、大食いやアルコールでストレスを解消しようとすると、
逆にそれが健康を害することになりますので、
大食いやアルコールは絶対にNGとは言いませんが、
ほどほどにしておくようにしましょう。
12月から始まったストレスチェックとは?
ストレスは健康に悪いものという認識が
徐々に広まってきたことを受けて、2015年12月から、
従業員が50人以上の企業での年に1回のストレスチェックが
義務付けられるようになりました。
これは、労働者のメンタルヘルス対策が目的で、これによって、
長時間労働やストレスの高い職場の改善につながることが
期待されています。
ただ、このストレスチェックは従業員50人以上の企業に
勤めていないと受けられるものではありませんので、
ストレスチェックを受けない環境で生活している人は、
こまめにストレス発散をしつつ、
厚生労働省のホームページに掲載されている
「職業性ストレス簡易調査票」を用いて、
自分でストレスを溜め込んでいないか
チェックしてみてはいかがでしょうか。
ストレスは万病の元となるものですから、
ストレスはこまめに発散し、
ストレスを溜め込んでいないかをチェックして、
心身ともに健康な生活を送りましょう。
職業性ストレス簡易調査票=
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/
anzeneisei12/kouhousanpo/summary/pdf/stress_sheet.pdf