出産回数が多いと発症リスクが上がる病気3つ!知っておきましょう。
産んだ事でリスクが上がる病気=子宮頸がん
最近は、女性のライフスタイルが多様化して、
高齢出産をする人が増えていますし、
あえて出産をしないという選択をする人もいます。
一方で、子だくさんと言われるほど、
若いときから出産をしている人もいますね。
出産経験がない女性は、
エストロゲンにさらされる時間が長いので、
子宮体がんや乳がんのリスクが上がることが知られていますが、
出産をすることでリスクが上がる病気もあるのです。
出産経験が多いことで
発症リスクが上がる病気は子宮頸がんです。
子宮体がんは出産経験がないとリスクが上がりますが、
子宮頸がんは出産経験が多いとリスクが上がるのです。
子宮頸がんは40代で発症しやすい女性特有のがんですが、
ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因であることが多いのですが
性交渉で感染することがわかっています。
初期は無症状であることが多いので、
出産経験がある人は1年に1回は定期健診を受けるようにしましょう。
また、出産経験の有無に関係なく、
性交渉の回数が多い人もリスクが高いですので、
定期健診を受けてくださいね。
産んだ事でリスクが上がる病気=子宮脱
産んだ事でリスクが上がる病気、2つ目は子宮脱です。
子宮脱とは子宮が下に下がってくる病気で、
膣が出っ張ってくることがあります。
この子宮脱の原因は
骨盤の底や子宮を支えている靭帯や筋肉が緩むことです。
子宮を支えていた靭帯や筋肉が緩むことで、
子宮が重力に負けて下に下がってきてしまうのです。
この子宮脱は加齢によってリスクが上がるものですが、
妊娠や出産回数が多い人はさらにリスクが上がります。
妊娠・出産回数が多いと、
それだけ子宮が伸縮する回数が多いので、
靭帯や筋肉が緩みやすくなるのです。
初期段階なら体操で治療できますが、
重症の場合は外科的手術が必要になりますので、
膣の出っ張りを感じたら、早めに婦人科を受診しましょう。
産んだ事でリスクが上がる病気=腹圧性尿失禁
産んだ事でリスクが上がる病気、3つ目は腹圧性尿失禁です。
腹圧性尿失禁は、重いものを持ったり、
咳をしたりしておなかに力を入れた時に、
尿が漏れてしまう状態です。
腹圧性尿失禁の原因は子宮脱の原因と同様に、
骨盤低を支える靭帯や筋肉が緩んで、
膀胱や尿道が下がることです。
つまり、腹圧性尿失禁の人は子宮脱になりやすいし、
子宮脱の人は腹圧尿失禁になりやすいのです。
腹圧性尿失禁は骨盤底筋群を鍛える体操をすると、
改善することができますので、
早めにしっかり体操を実施して、予防していきましょう。
出産回数が多い人は、子宮頸がん、子宮脱、
腹圧性尿失禁になりやすいことを自覚して、
しっかり予防・早期対処していきましょうね。