イメージ画像

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質、いったいどっちを取れば良いの?




動物性たんぱく質のメリットは?

160612-1

たんぱく質には、
動物性たんぱく質と植物性たんぱく質がありますね。

動物性たんぱく質は肉類や乳製品、
植物性たんぱく質は豆類やジャガイモなどです。

では、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質は
どちらが優れているのでしょうか?

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違いや
それぞれのメリットをご紹介します。

まずは動物性たんぱく質からです。

動物性たんぱく質のメリットは、
アミノ酸スコアが高いことです。

アミノ酸は全部で約20種類ありますが、
そのうちの9種類は体内で作ることができない、
または十分な量を作れないため、
食品から摂取する必要があります。

この9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と言いますが、
動物性たんぱく質は必須アミノ酸がバランスよく含まれていて、
アミノ酸スコアが高いのです。

牛肉や豚肉、鶏肉、卵、牛乳、鮭などは
アミノ酸スコアが最高の100となっています。

一方で植物性たんぱく質のアミノ酸スコアは、
大豆で86、ジャガイモで68となっていますので、
植物性たんぱく質は必須アミノ酸を
バランスよく取ることができないのです。

また、動物性たんぱく質は植物性たんぱく質に比べて
吸収効率が良いというメリットもあります。

たんぱく質に限定して考えると、
植物性たんぱく質よりも動物性たんぱく質のほうが
優れていると言えるでしょう。

植物性たんぱく質のメリットは?

肥満男性の診察をする女医

必須アミノ酸を効率よく、バランスよく取るためには、
動物性たんぱく質のほうがおすすめなのですが、
植物性たんぱく質にもメリットがあります。

それは、たんぱく質を取るときに
脂質をあまり取らずに済むことです。

肉類や乳製品には、たんぱく質以外に
脂質がたっぷりと含まれていますよね。

ですから、必須アミノ酸をバランスよく取れるからといって、
動物性たんぱく質ばかり取っていると、
同時に脂質も取ることになり、
肥満や生活習慣病へとつながっていくのです。

その点、植物性たんぱく質を含む食品には
あまり脂質が含まれていませんので、
肥満や生活習慣病をあまり気にしなくても良いのです。

どちらもバランスよく取りましょう

160612-2

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の
それぞれのメリットを見てきましたが、
いったい動物性と植物性のどちらを中心に
たんぱく質を取れば良いのでしょうか?

やはりアミノ酸スコアが高い
動物性たんぱく質を中心に取りましょう。

動物性たんぱく質をは50%以上を確保し、
残りを植物性たんぱく質で補うようにすると良いでしょう。

要はバランスです。

動物性たんぱく質だけ、
植物性たんぱく質だけという考え方をせずに、
2つの良いとこどりをする気持ちで
たんぱく質を取るようにしましょう。





タグ



2016年6月12日 | カテゴリー:食生活

あわせて読みたい関連記事