眼圧が高いと失明のリスクあり!眼圧が高い症状5つを知ることが失明を防ぐ鍵!
眼圧が高くなるってどういう事?
健康診断を受けていると、眼圧検査をすることがありますね。
眼圧検査は空気を目にプシュっと当てることで計測するものです。
「あれって、眼圧検査だったんだ」
と思った人もいるのではないでしょうか?
眼圧の正常値は10~21mmHgとされていますが、
眼圧が高いことを指摘された人はいませんか?
眼圧が高いとは一体どういうことなのでしょうか?
私たちの眼は球状になっています。
球状の眼の内部は、房水という液体が循環しています。
この房水が循環しながら、
内側から外側への圧力を保っていることで、
私たちの眼は球状を保っているのです。
そして、房水の量が多くなるなど、
眼球の内側から外側へ向かう圧力が高くなると、
眼圧が高くなるということになります。
眼圧が高くなると出る症状
では、眼圧が高くなると、
私たちの身体にはどのような影響が出てくるのでしょうか?
眼圧が高くなることで起こる症状は、
頭痛、吐き気、目の痛み、目のかすみ、目の疲れの5つです。
眼球の内側から外側への圧が高くなるのですから、
目の痛みやかすみが出てくるのは当たり前ですし、
目が疲れたように感じるのも納得できますね。
また、眼圧が高い状態が続くと、
周囲の神経を圧迫したりすることで、
頭痛や吐き気などの症状が出てくることがあるのです。
これら5つの症状である頭痛、吐き気、目の痛み、目のかすみ、
目の疲れに思い当たる人はいないでしょうか?
これらの症状は、長時間のデスクワークやスマホの利用など
目を酷使することでも現れますが、
眼圧が高くなることでも現れます。
一度、スマホを1日使わない等で目の疲れを解消させてみても、
5つの症状が消えない人は、
眼圧が高くて症状が出ている可能性があります。
もし、眼圧が高い可能性がある人は、要注意です。
今すぐ眼科へ行って、きちんと検査してみましょう。
眼圧が高い場合、これらの5つの症状だけでなく、
失明する危険もあるのです。
眼圧が高くなると起こる病気
眼圧が高いのに、それを放置するとどうなるでしょうか?
眼圧が高い状態が続くと、
「見る」ことをつかさどる神経である視神経を
圧迫・損傷する可能性があります。
視神経は眼球とつながっていますので、
眼圧が高くなると、視神経を圧迫するようになりますので、
視神経が損傷することがあります。
視神経を損傷すれば、視野が狭くなり、
さらにそれを放っておくと失明に至ります。
一度損傷した視神経は回復させることが困難なので、
眼圧が高いまま放っておくと、
失明し回復することはないのです。
この眼圧が高いことが原因で視野が欠損し、
失明する病気は緑内障です。
緑内障は40歳以上の20人に1人は発症している
と言われていますので、とても身近な病気で、
誰でもかかる可能性がある病気です。
緑内障の進行は非常にゆっくりで、
なかなか気づきにくいものですが、
眼圧が高いことで起こる5つの症状があり、
さらに「なんとなく見えにくいなぁ」と感じたら、
すぐに眼科へ行きましょう。
視神経を回復させるのは困難ですが、
眼圧を下げる治療をすれば、進行を止めることは可能です。
目を守るためにも、早めに眼科へ行って、
適切な治療を受けましょうね!