イメージ画像

「女性は男性よりも痛みに強い」ではなく、「母は男性よりも痛みに強い」というのが本当だ!




女性は男性よりも痛みに強いとは真実なのか?

cont35-10

まことしやかに世間に流れている情報には、
根拠の怪しいものも少なくありません。

ほとんど疑われる事なく信じられている
「女性は男性よりも痛みに強い」
という情報もその一つです。

一説には、激痛を伴う妊娠の苦痛に耐える為に
女性は痛みに強いと言われていますが、
計測しようもない痛みに関する事です。

それは、迷信なのではないか?

それを検証する為にディスカバリーチャンネルの
人気番組が定説に挑戦しました。

 

ディスカバリーチャンネル「怪しい伝説」が氷水で「痛み」を調査!

cont35-11

ディスカバリーチャンネルの人気番組「怪しい伝説」が、
女性は男性より痛みに強いという定説に挑戦しました。

まず、痛みを与える方法については、
色々検討した所、
氷水を使うという方法に決定しました。

実験はいたってシンプルにして、単純明快。

ほぼ0℃の氷水に指を広げた状態で手を突っ込み
耐えきれなくなって、
手を氷水から出した段階で終了になります。

安全の為に、ストップウォッチ計測は
最大でも3分で打ち切る事にし、
万一の為に医療スタッフも配置して準備も整いました。

なんだか、探偵ナイトスクープ的なノリですけど、
ともあれ、このように実験はスタートしました。

 

男女10人ずつが我慢大会に挑戦、結果は女性が勝利

cont20-2

男女10名ずつの
健康な被験者を集めていよいよ実験スタート!

ただ、男女の対抗心で、
実験結果がブレる事を防ぐ為に、

比較実験である事は被験者には隠した上で
実験は開始されました。

1人目の女性は、いきなり計測リミットの3分をマーク
一方の男性1人目は、氷水を手に突っ込んだ直後から
表情を歪め、たった45秒で降参してしまいました。

やはり、男性は女性より痛みに軟弱なのでしょうか?

全員の計測が終わった所で

女性の平均耐久時間は100・4秒、
男性の平均は84.3秒

という結果になりました。

これにより、女性は男性より痛みに強い
という定説が裏付けられたという結果なのでしょうか?

 

正確には女性ではなく、出産を経験した女性が痛みに強い

cont34-4

しかし、実験結果を再検討して見ると、
違う側面が浮かび上がって来ました。

それは、出産を経験した女性の平均耐久時間が
124秒と男性の1・5倍に到達している一方、

出産経験の無い女性の平均は73.8秒と
男性平均の84.3秒よりも下回る
という結果になったのです。

 

定説は変更された!女性ではなく、「母は男性よりも痛みに強い」

cont35-12

この事から、従来言われている女性は
男性より痛みに強いという定説は少し修正され、
「母は男性より痛みに強い」が定説になりました。

女性は、最初から男性よりも痛みに強いのではなく、
出産を経験し母になる事で痛みに強くなるのです。

3分間もの間、氷水に手を突っ込んで、
もう3分経ったの?とコメントした女性は、

「麻酔なしで、3人の子供を出産したわ。
10段階で言えば10の痛さね」

と涼しい顔をしていたそうです。

 

男性が痛みを我慢する時間を持続させる方法とは

cont15-3

悪あがきのようですが、
男性でも氷水の中で痛みを我慢して
耐久時間を持続する方法が発見されています。

それは、単純な方法で、

氷水に手を突っ込んでいる間、とても放送
できないような汚い言葉を叫びながら耐える事。

この方法によって、耐久時間が30%程度は
UPするのだそうですが、
それでも出産経験女性には及びません。

 

出産していなくても、赤ちゃんの側にいるだけで女性の脳は活性化する?

Kiss-cute-baby_2560x1600

アメリカのリッチモンド大学の研究によると、
マウスを使った実験により、

出産を経験したマウスはストレスに強くなり、
記憶力が上昇し、
空間認識能力にも優れた能力を発揮したそうです。

これは、女性ホルモンであるエストロゲンと
オキシトシンというホルモンの上昇によるもので、
人間の女性でも同じ事が起きるそうです。

また、出産していなくても女性は、
赤ちゃんの側にいるだけで
脳が活性化するという実験結果もあります。

逆に、男性の場合には、赤ちゃんの側にいても、
ほとんど脳細胞に変化はないそうです。





タグ



2013年4月28日 | カテゴリー:健康全般 女性の病気・健康

あわせて読みたい関連記事