靴選びと歩き方が肝心。できてしまってからでは遅い「うおのめ」の対処法
痛い魚の目の再発の原因は、強い圧迫の繰り返し
足の裏や指などに出来るうおのめは、角質が硬くなって
おきる皮膚の病気です、中心に芯が出来て、歩行や
圧迫で痛みが生じます。
芯が出来た部分が魚眼のように見えるので、うおのめと
いいますが、それは通称で、専門的な病名は鶏眼
(けいがん)と言います。
確かに鶏の目にも見えますけど、鶏か魚かで通称と
正式名が違うのは面白いですよね。
うおのめは、強い圧迫が繰り返される事により皮膚の
一番外側の角質層という層が厚く硬くなります。
さらに中心の角質がくさび状に皮膚に喰い込んだ状態に
なる為に強い痛みがでるのです。
うおのめの痛みを取る方法
うおのめは飛びあがる程に痛む事があり、まず第一には
痛みをとらないといけません。
一つは、痛みの原因である厚くなった角質をメスや
ハサミで切り取ります、その前にはスピール膏(こう)を
貼り角質を柔らかくします。
また、うおのめの部分を刺激しない為にドーナツ型パッドや
靴底などで圧迫を軽減するのも有効です。
激痛などがある場合には、液体窒素による冷凍凝固治療や
手術で切除も出来ますが、その後に傷痕が傷む場合も
あります。
うおのめに似た症状の病気
うおのめに似た病気には、ウィルス性のイボもあります。
こちらも冷凍凝固治療をしますがなかなか治らない
事もあります。
それ以外にも皮膚腫瘍(ひふしゅよう)やトゲが刺さった
場合などでも、うおのめに似た症状になることがあります。
うおのめ完治には圧迫をとりのぞく必要がある。
折角治療しても、うおのめは圧迫をとりのぞかなければ
意味がありません。
角質は圧迫を受ける事で硬く厚くなり、またうおのめが
形成されてしまうからです。
圧迫が加わる原因としては、①個人の足や指の形や
②歩き方のクセや体型、それに、③足に合わない履物や
④日常生活の問題などがあり、これらの原因が、複雑に
組み合わさる事で、うおのめが発生します。
このような原因の中で、①と②は整形外科的な治療や
診察が必要になる事があります、また意外に多いのが、
足に合わない靴です。
試し履きをしないで、靴を買ったり、サイズに合わない
靴を無理に履いていると、足の特定の部分に圧迫が
掛かります。
それにより歩き方も歪んできて、うおのめが出来やすい
体質になってしまう場合もあります。
うおのめを防ぐ靴選びとしては、つまさきが広くて
指を圧迫しない事、ひもかベルトの靴をキチンと
履く事です。
ぐらぐらしてしまう靴では、足の指が絶えず靴の中で
こすれるので、角質が厚くなってしまいます。
そして足の指が自由に動けるゆったりとしたひも靴を
つまさきに1~1・5センチの余裕を取りギュッと
結びます。
うおのめに効果のある食品
うおのめを予防する方法には、食生活の改善もあります。
まずは、お茶などにもあるハト麦は、イボ取りの
薬として有名です。
ハト麦には、コイクノライドという成分があり
腫瘍組織に働きかけるのです。
飲み方としては、ハト麦10~20gを水200ccで煎じ、
毎日飲み続けるか、脱穀したハト麦を煮込んで、
ハト麦かゆにして、一か月位つづけるとうおのめが
消えると言われています。
また、イチジクの葉や枝、花などを切り取った所から
出る白い汁の中に含まれるフェチンという成分が、
うおのめに効果があります。
この汁を、うおのめに何度もぬる事で、皮膚が柔らかく
なり、うおのめの芯がはがれ落ちます。
どちらも外科的な手術をしないでうおのめを治療できる
方法ですので、やってみましょう。
うおのめは一度出来ると完治が難しいしつこい
皮膚病ですが、上記のような治療法を行い生活習慣や
歩き方を改善し、足に圧迫を与えないようにする事で
必ず治す事が出来ます。