正しい歯磨き法や歯ブラシ選びで口臭改善!舌スクレーパーを使う舌みがきも有効。
意外に分かっていない?正しい歯磨きの方法とは
あなたは、歯磨き方法を人に教えられる自信がありますか?
このように質問されて、「はい」と答えられる人は、
それ程多くはないのではないかと思います。
ほとんどは、子供の頃に両親からハミガキの方法を教わって以来は、
ハミガキは自己流になっているという人の方が圧倒的。
正しいハミガキとなると自信がないという人が多いというのが、
実際ではないでしょうか?
歯ブラシの選択を間違うと歯垢が残り口臭の原因にもなる
「ハミガキなんか、適当でいいんじゃない、
シャカシャカやって終わりでOKでしょう」
そのように考えてる方は、要注意です。
実は、ハミガキ、特に歯ブラシの選び方は、
一歩間違うと虫歯の原因にもなりますし、溜まる歯垢は、
口臭の元にもなるのです。
歯垢(しこう)とは、口臭の原因になる最大のものです。
歯垢内部の菌は口中の細菌と合体して、腐敗発酵(ふはい・はっこう)し、
揮発性硫黄化合物(きはつせい・いおうかごうぶつ)を生成します。
このニオイは腐った卵のニオイに似ているといいますから、
歯垢を放置した場合の口臭が想像できると思います。
ですから、正しいハミガキの第一歩は、
歯垢を取りのぞく、正しい歯ブラシ選びからという事になります。
以下に歯科医師も勧める、正しい歯ブラシ選びを紹介していきましょう。
正しい歯ブラシの選び方とは
まずは、歯ブラシは、毛先が長過ぎないものを選ぶ必要があります。
理由は、毛先が長いと、指の力が入らず、
歯垢をかきだす力が低下してしまうからです。
次には、毛が硬すぎず柔らか過ぎない事です。
歯はエナメル質で、硬いのですが、強く磨いていると
傷がつく場合があります。
エナメル質に傷がつくと、そこに雑菌が入り、虫歯の原因になります。
逆に、ブラシが柔らか過ぎると、歯垢をかきだす事が出来なくなり
オススメできません。
それから、歯ブラシのサイズも重要。
大き過ぎる歯ブラシは口の中で上手く動く事が出来ないので、
みがき残しが大きくなります。
歯ブラシの素材も重要な要素です。
出来ればナイロンや合成樹脂のブラシが最適です。
これらの歯ブラシは、少し水洗いをするだけで、
雑菌が洗いながされ清潔に使用できます。
最期に毛が密集し過ぎている歯ブラシは、避けるようにしましょう。
毛が多い歯ブラシは、中で雑菌が増加しやすく、
ハミガキをしているつもりが雑菌を歯にぬりつけている結果に
なってしまいます。
それから、ハミガキの時間は、一回3分程度がいいそうです。
長い時間ハミガキをするとかえって口の中を傷つけます。
意外に行われていない舌みがきとは
ハミガキというと、どうしても前歯と奥歯などの歯を中心にして、
ブラッシングしてしまいますよね?
それは間違ってはいないのですが、一つ忘れているブラッシング部分
があります。それは舌です。
舌の表面はデコボコしており、
そこには歯垢が溜まりやすくなっているのです。
統計によると、歯垢を原因とする口臭の8割は、
舌に溜まる歯垢である舌苔(ぜったい)によるものという説もあります。
しかし、歯ブラシで舌の表面をブラシするのはオススメしません。
舌の表面はデリケートで、強くこすると、傷がつき、
結果として雑菌が増えて、口臭がひどくなる場合もあるからです。
舌みがきには、舌スクレーパーというUの字型の器具を使うか、
ティッシュで優しく舌の表面をなぞります。
舌スクレーパーは、Amazonなどで検索すると、
2000円前後で出て来るので手頃です。
舌スクレーパーでこすると、舌の汚れが沢山出てきますが、
余りムキになって取りすぎると、血が出るので注意が必要です。
ちょっとした事ですが、舌みがきをするだけで食事の味が
驚くほどに変わってきます。
試してみてはいかがですか?