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エナジードリンクは元気になるだけではなく、副作用もあるって本当?




栄養ドリンクとエナジードリンクの違いは?

スタミナドリンクを飲むビジネスマン

忙しい時や疲れている時、
シャキッとしたい時に手が伸びるものと言えば、
栄養ドリンクやエナジードリンクですよね。

ところで、栄養ドリンクとエナジードリンクの違いって
何か知っていますか?

似たような名前で、似たような効果が得られる
栄養ドリンクとエナジードリンクですが、
いったい何が違うのでしょう?

栄養ドリンクは、
「滋養強壮、虚弱体質の改善および
栄養補給が目的とされている物」
という医薬部外品に分類されます。

医薬部外品ですので、
栄養ドリンクを飲んで期待できる効果「滋養強壮」、
「虚弱体質の改善」、「栄養補給」などを
表示することができます。

また、ビタミン、アミノ酸のほかに
滋養強壮に効果のある生薬や漢方薬のエキスなどを
含んでいます。

その一方、エナジードリンクはただの炭酸飲料、
つまり清涼飲料水に分類されています。

ですから、
「滋養強壮」や「栄養補給」などの表示はできません。

また、エナジードリンクの成分は基本的に糖分、
カフェイン、ビタミン、アミノ酸で滋養強壮に効果のある
漢方薬エキスなどは含まれていません。

エナジードリンクで死亡事故

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栄養ドリンクよりも安いエナジードリンクは、
気軽にコンビニで購入することができますし、
普通の炭酸飲料のように飲みやすく、
毎日朝食代わりにエナジードリンクを
飲んでいるという人もいるかもしれませんね。

でも、毎日のエナジードリンクを飲んでいたり、
一度に大量にエナジードリンクを飲むのは危険なんです。

心臓疾患を持っている人が、
エナジードリンクを毎日 4 缶ずつ飲んでいたら、
心臓発作を起こして死亡したという事故がありました。

また、24 時間以内にエナジードリンク(700ml)を
2 缶飲んだ 14 歳のアメリカ人の女の子が
不整脈を起こして死亡し、
遺族が製造メーカーを相手に訴訟問題にまで発展している
というケースもあります。

なぜ、一度にエナジードリンクをたくさん飲むと
危険なのか?

それは、急性カフェイン中毒になるからです。

エナジードリンクは、製品によって異なりますが、
1 缶(190~250ml)当たり 80~150mg の
カフェインが含まれています。

1 時間以内に 6.5mg/kg 以上のカフェインを
摂取した場合に約 50%が、
3 時間以内に17mg/kg 以上のカフェインを
摂取した場合は 100%が、
急性カフェイン中毒を発症します。

つまり、体重 50kg の人が
1 時間で 325mg のカフェインを摂取した場合、
50%の人が急性カフェイン中毒になってしまうんです。

急性カフェイン中毒になると、最悪の場合、
横隔膜の痙攣による呼吸不全や心室細動などの
致死的不整脈が現れることがあり、
死に至るリスクがあるんです。

エナジードリンクは余計に疲れる?

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エナジードリンクを飲むと、頭がシャキッとする、
仕事がはかどるという人も多いと思いますが、
余計に疲れてしまうかもしれないんです。

エナジードリンクにはカフェインが含まれています。

カフェインの覚醒作用が現れている時は、
元気になったような感覚になりますが、
その効果が切れてしまうと、
一気に疲れが出たように感じるんです。

また、空腹時に糖分たっぷりのエナジードリンクを飲むと、
一気に血糖値が上がりますが、
血糖値の乱高下は疲労の原因にもなります。

そして、大量のカフェインは
鉄分などのミネラルの吸収を阻害させるんです。

鉄分の吸収が阻害されれば、貧血になりますよね。

貧血になると、
全身に十分な酸素が行き届かなくなりますので、
疲れやすくなります。

エナジードリンクを飲むと、
元気になって仕事がはかどりますが、
毎日飲む習慣がある人は気をつけましょう。





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2014年10月15日 | カテゴリー:健康食品

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