女性に多い貧血や血行不良は、健康にも美容にも悪影響を与えます!
血液ってどんな働きをしているの?
私たちの体の中を隅々まで流れている血液ですが、
血液どのような成分でできていて、
それぞれがどのような働きをしているか
ご存知の方も多いと思いますが、
ここでもう一度確認してみましょう。
血液の成分は、赤血球、白血球、血小板、血漿の4種類です。
赤血球は酸素を運搬する働きを担っています。
赤血球内のヘモグロビンが肺で酸素と結びついて、
全身の細胞に酸素を送っているんです。
ヘモグロビンは酸素と結びつくと鮮やかな赤になりますので、
酸素を多く含む動脈血は鮮紅色で、
二酸化炭素が多い静脈血は暗赤色になります。
白血球は体を異物から守る免疫機能を担っています。
同じく免疫機能を担うリンパ球も白血球の一種です。
血小板は血液凝固や止血の役割があります。
出血したときに血液が固まって止まるのは、
血小板のおかげなんですね。
そして、血漿は栄養分やホルモンなど
酸素以外の必要な物質を運搬し、
各細胞から排出された老廃物を回収する役割があります。
女性に多い血液トラブル=貧血
女性に多い血液関係のトラブルといえば、
貧血と血行不良です。
貧血は、赤血球中のヘモグロビンが不足していて、
血液が薄い状態です。
ヘモグロビンが不足しているということは、
酸素の運搬能力が落ちていて、
全身に酸素が行き届きにくい状態になっているということです。
貧血になると、酸素不足から動悸や息切れが起こるだけでなく、
疲れやすくなります。
また、顔色が悪くなったり、食欲不振、めまい、
立ちくらみ、頭痛などの症状が現れます。
さらに、女性に多い鉄欠乏性貧血の場合は貧血が進行すると、
口角炎ができやすくなる、
食道の粘膜が萎縮して固形物を飲み込みにくくなる、
爪がスプーン状に反り返るなども出てきます。
女性に多い血液トラブル=血行不良
女性は冷え性の人が多いですので、
血液の流れが滞って、血行不良になりやすいんです。
血行不良になると、栄養分や酸素が行き届かず、
老廃物の回収ができなくなります。
その結果、肩こりや頭痛、むくみ、便秘などの症状が出たり、
代謝が落ちて太りやすくもなりますし、
女性は生理痛が強くなることもあります。
また、老廃物の回収ができないことから、
肌のしわやたるみができやすくなります。
これらの症状は、「女性の敵」とも言えますよね。
さらに、血行不良が長い状態続いていると、
血管壁に影響を与えますので、
動脈硬化になりやすいとも言われています。
たかが貧血や血行不良と思うかもしれませんが、
想像以上に私たちの健康に悪影響を与えるんです。
特に、女性は貧血と健康不良には注意したいですね!