エナジードリンクに疲労回復効果はない?エナジードリンクの効果について知りましょう。
エナジードリンクと栄養ドリンクの違い
疲れが溜まっている時や残業をする前に
エナジードリンクを飲むようにしているビジネスマンは
結構多いと思います。
エナジードリンクはコンビニで気軽に買えるので、
重宝しているという人もいるのではないでしょうか。
エナジードリンクと似た飲み物に栄養ドリンクがありますが、
エナジードリンクと栄養ドリンクの違いって何か知っていますか?
エナジードリンクは清涼飲料水に分類されますが、
栄養ドリンクは医薬部外品に分類されるという違いがあります。
エナジードリンクと
栄養ドリンクの使い分けについては厳密ではありませんが、
エナジードリンクは気分をスッキリさせたい時や眠気を覚ましたい時
栄養ドリンクは疲れている時や栄養補給のために飲むのが一般的です。
エナジードリンクは疲労回復効果はない?
エナジードリンクには、カフェインが含まれていますので、
カフェインの効果で気分をスッキリさせたり、
眠気を覚ますことができます。
カフェイン以外にもエナジードリンクのほとんどに
アルギニンやビタミンB群が含まれています。
ビタミンB群はエネルギーの産生を促進するため、
疲労回復効果がありますが、アルギニンの疲労回復効果は、
まだ実証されている段階ではありません。
このアルギニンはアミノ酸の一種ですが、血管拡張効果があり、
疲労回復に効果があるとされています。
でも、アルギニンは国立健康・栄養研究所によると
重篤な患者や手術後に点滴で投与すると回復が早くなったり、
免疫力がアップしたりするのですが、
健康な人がアルギニンを摂取して疲労回復するという研究データは
今のところないんです。
そのため、エナジードリンクは疲労回復効果を期待して飲むのではなく、
あくまで気分をスッキリさせるための
清涼飲料水=ジュースとして楽しむのが良いでしょう。
エナジードリンクで死亡例も
エナジードリンクはジュースとして楽しむのが良いのですが、
ジュースだからといって飲みすぎるのは危険です。
エナジードリンクを飲みすぎることで、
死亡する事故が起こっているんです。
エナジードリンクを飲みすぎると、なぜ死亡するのか。
それは、急性カフェイン中毒になるためです。
急性カフェイン中毒は、
1時間以内に6.5mg/kg(体重60kgの人は390mg)を摂取した人の半数が、
3時間以内に17mg/kg(体重60kgの人は1020mg)を摂取した人全員が
急性カフェイン中毒になります。
急性カフェイン中毒になっても、
通常は死にいたることはありませんが、
稀に不整脈などを起こして死にいたる場合もあるんです。
エナジードリンクの中には、
1缶に140mgも含まれているものがありますので、
気をつけなければいけません。
エナジードリンクはカフェインの効果で気分をスッキリさせる、
眠気を覚ますという効果はありますが、
疲労回復効果はあまり期待しない方が良いでしょう。
そして、飲みすぎには十分に注意して下さいね!