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流行しているグルテンフリーは本当に必要なのかを考えてみましょう




グルテンはなぜ健康に悪い?

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ここ数年で、グルテンフリーという言葉を
よく耳にするようになりましたよね。

グルテンとは小麦やライ麦に含まれるたんぱく質の一種で、
グルテンフリーはこのたんぱく質を摂取しない食事を
取ることです。

なぜ、このグルテンフリーの食生活は
急速に広がっているのでしょうか?

なぜなら、グルテンは、
小腸に悪影響を及ぼす可能性があることがわかったからです。

グルテンは小腸の細胞粘膜を緩めることで、
腸の炎症を起こしやすくするんです。

そのため、小腸で吸収されるべき栄養素が吸収できなかったり、
代謝や老廃物の排泄などの機能が低下するのです。

腸は第二の脳と呼ばれているほど、
さまざまな体の機能に影響を与える臓器ですから、
腸に炎症が起これば、慢性的な便秘や下痢、頭痛、
自己免疫疾患、副腎疲労、アレルギーの悪化、
精神的な不安定などが起こるのです。

なんだか体の調子が悪い、イライラする、
花粉症がいつも以上にひどいなどの症状に思い当たる人は、
グルテンが原因なのかもしれません。

グルテンフリーは健康に悪影響?

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ここ2~3年で急速に普及したグルテンフリーですが、
グルテンフリーの食生活は、
文句なく健康に良いと言うわけではないんです。

グルテンフリーの食生活は
健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

イギリスのRoyal Hallamshire病院の
デヴィッド・サンダース教授はセリアック病の治療以外は、
グルテンフリーは無意味な流行であり、
実際に健康上の問題が出ている人たちもいると述べているんです。

グルテンフリーで体調が良くなるかをチェック

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グルテンは小腸に炎症を起こす可能性がありますが、
それはグルテンのアレルギー(セリアック病)がある人のみで、
グルテンアレルギーがない人は、
特にグルテンフリーの食生活にする必要はありません。

欧米人は約1割の人がグルテンアレルギーがあるとされているので、
グルテンフリーの食事は非常に重要なものなのですが、
日本人はグルテンアレルギーの人は欧米よりも少ないんです。

最初に紹介したような体調不良がある人は、
一度グルテンフリーの食生活を数週間続けてみてはいかがでしょうか?

もし、あなたがグルテンアレルギーなら、
グルテンフリーの食生活を送れば、
体調は一気に回復する可能性があります。

でも、グルテンフリーの生活をしても、特に変化がなければ、
グルテンフリーにする必要はありませんし、
体調が悪いのはほかに原因があると考えられます。

何か悪い病気が原因で体調不良になっている可能性がありますから、
グルテンフリーでも体調の変化がない場合は、
早めに医療機関を受診して検査を受けるようにしましょう。





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2016年5月3日 | カテゴリー:食生活

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