ランニングは早死の原因?今日から散歩生活を始めましょう。
ランニングは早死にする?
ここ10年でランニングブームが続いていますね。
皇居の周りを走るランナーがあまりにも多くて
問題になったことがあるほどです。
ランニングは
「走るとスッキリして、ストレス解消になる。」とか
「走ることが楽しい」と感じてランニングを
始めた人もいると思いますが、
「健康に良いから」という理由で
ランニングを始めた人も多いと思います。
ランニングは運動ですから、
運動をすれば健康になると思うのは当然のことです。
でも、近年の研究で、
ランニングはそれ程健康に良いわけではない、
むしろ健康に悪いこともあるという結果が出ているのです。
アメリカの心臓専門医が
5万2600人を30年間追跡調査した報告によると、
週に32~40㎞のランニングをしている人は、
それ以下の人と比べて死亡率が高かったそうです。
ランニングは有酸素運動と思われがちですが、
息切れしてしまうほどのスピードで走った場合、
有酸素運動よりも無酸素運動に近い状態になりますので、
心血管系に負担をかけることになるんです。
そのため、ランニングをすると
突然の心停止が起こりやすくなり、
早死にする可能性すらあるのです。
健康には散歩がおすすめ
ランニングはあまり健康に良い運動
とは言えないことがわかりました。
では、健康のためにはどんな運動をすれば良いのでしょうか?
健康のためには、散歩がおすすめです。
「散歩は運動とは言えないんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、ウォーキングと言い換えてみると、
運動の範疇に入ってきますよね。
散歩では息切れを起こしませんよね。
そのため、有酸素運動になりますので、
心血管系に負担を与えずに、
心肺機能を鍛えることができます。
また、関節にも負担をかけませんから、
散歩を続けても「体が痛い」ということは起こりにくいんです。
そして何より、運動があまり得意ではない人にとっては、
「ランニング」を始めること、
続けることはとてもハードルが高いものになりますが、
「散歩」なら気軽に始められますし、
続けやすいというメリットがあるんです。
散歩は寿命が延びる!
でも、散歩を続けるだけで本当に健康に良いのか
疑問を持っている人もいるでしょう。
でも、実際に散歩だけで寿命が延びることが
証明された研究もあるんです。
2011年に医学誌ランセットに発表された研究では、
ウォーキング(散歩)やジョギングを毎日15分する人は
運動しない人に比べて、病気による死亡率が14%減り、
寿命が3年延びることがわかりました。
どうでしょうか?
1日15分の散歩(ウォーキング)なら、
忙しい毎日の中でも続けられそうな気がしませんか?
ただ、散歩でOKと言っても、
ダラダラ歩きではあまり意味がありませんので、
少し早歩きを心がけて下さいね。
通勤の際の自宅から駅までの往復の際に、
少し遠回りをしながら早めに歩いたり、
昼休みにオフィスの周りを
ぐるっと一周したりするだけでもOKです。
今日から、1日15分の散歩生活を始めてみませんか?