イメージ画像

虫歯で命を落とす?虫歯が原因で起こる病気や症状4つ!早目の治療が肝心です




虫歯が原因で敗血症に?

160606-1

あなたは定期的に歯科を受診していますか?

歯が痛いのに放置していないでしょうか?

歯が痛いのに放置していると、思わぬ病気になったり、
最悪の場合は命を落とすこともあるんです。

虫歯はミュータンス菌という細菌が口腔内で繁殖し、
歯が溶けていく病気です。

歯が溶けてさらに虫歯が進行すると、
ミュータンス菌はあごの骨を溶かして血流に乗って、
全身に広がっていきます。

虫歯菌であるミュータンス菌が血流に乗って全身に広がると、
全身のいたるところで炎症を起こし、
敗血症になってしまうのです。

大げさだと思うかもしれませんが、
2014年にはイタリアのシチリア島で
18歳の女性が虫歯が原因の敗血症で亡くなっているんです。

虫歯を放置しておくと、
敗血症で命を落とすこともあるんですよ。

虫歯菌が脳や心臓に達することも

160606-2

虫歯を放置しておくと、ミュータンス菌が
血流に乗って敗血症を引き起こすことがありますが、
敗血症を引き起こさなくても、脳や心臓に達して、
深刻な病気を引き起こすこともあります。

虫歯菌が脳に達すれば
脳炎や髄膜炎を引き起こす可能性がありますし、
心臓に達すれば心膜炎などの心疾患
引き起こすこともあります。

脳や心臓で炎症が起これば、
命に関わることがあるのは容易に想像できますよね。

ですから、虫歯は絶対に放置してはいけないのです。

虫歯は耐え難い痛みを引き起こす?

160606-3

虫歯は歯やあごの骨を溶かして血流に乗って
炎症を全身で起こしたり、
脳や心臓などの重要臓器で
炎症を起こす可能性があるとお話ししました。

では、「ミュータンス菌が血流に乗らなければ、
それほど怖いものではないのかも?」と思うかもしれませんが、
そんなことはありません。

もし、ミュータンス菌が歯の根元で繁殖するとどうなるでしょうか?

ミュータンス菌が狭い部分で繁殖し、そこで炎症を起こせば、
歯や顎の骨を強い力で圧迫することになりますので、
その部分の神経を圧迫して、激しい痛みを引き起こすんです。

この時の痛みは夜眠れないほどで、
鎮痛剤がほとんど効かないこともあり、
夜間救急に駆け込まなければいけない事態になることもあります。

虫歯で副鼻腔炎に

140125-2

虫歯は副鼻腔炎を引き起こすこともあります。

上の歯で虫歯が起こり、それを放置していた場合、
歯の根元の部分で繁殖したミュータンス菌が副鼻腔へ移動し、
そこで炎症を引き起こすことがあります。

副鼻腔で炎症を起こせば、そこに膿がたまって、
副鼻腔を圧迫し、鼻や顔の痛みが出てきますし、
頭痛を引き起こすこともあります。

副鼻腔炎は通常は風邪や
アレルギー性鼻炎などが原因で起こる病気ですが、
虫歯が原因ということもあるんです。

虫歯が原因で起こる4つの病気や症状をご紹介しましたが、
虫歯がいかに怖いものかがお分かりいただけたと思います。

虫歯は早目の治療が肝心ですから、
歯石除去を兼ねて定期的に歯科を受診すると良いでしょう。





タグ



2016年6月6日 | カテゴリー:口・歯

あわせて読みたい関連記事