今の時代に合わせた、全てをカバーする国内保険業界初のガン保障特約がすごい!
保険の意外な歴史
現在の社会は、病気に限らず、火災や地震、旅行などの
不確定な未来を安定させる担保として無数の保険があります。
この保険の始まりは、紀元前300年頃に
古代ギリシャの海上で誕生したと言われています。
当時の地中海は、海賊の襲来や嵐の直撃、
未発達な航海技術を原因とする船の故障や沈没などがありました。
そこで、航海のリスクを回避する為に生まれたのが保険でした。
それが船に損害があった場合には、
船主と荷主の双方が損害を負担するという習慣です。
こうする事で、
過大な負担を一方のみが背負わなくても良いようにしたのです。
時代が下って12~13世紀に地中海沿岸の港で発達したのが、
冒険貸借(ぼうけんたいしゃく)と呼ばれるシステムです。
当時の海上保険は今とは違っていて、
まず、海に出る時に借入金としてお金が被保険者に支払われます。
こうして、無事に航海が済めば、
借入金は利息を付けて保険屋に返済されます。
一方で船が被害に遭えば、借入金は返済しなくてもいい
というシステムで現在とはちょうど真逆ですね。
意外にも歴史が古い火災保険
皆さんの住宅でも
新築の段階で火災保険には加入されていると思います。
これは、1666年にイギリスのロンドンで発生した
大火災が原因だそうです。
この大火でロンドンの街の8割が消失。
木造建築から、レンガ建築へと町並みが様変わりする中で、
火災のリスクを回避する為に保険が誕生したのです。
その際に保険料の徴収漏れを防ぐ為に、
最初から家賃の中に火災保険の保険料を含めたのだとか。
火災保険は、誕生当時から中々合理的に出来ていたのですね。
今や身近なガン保険だが課題も多い
保険と言って真っ先に思い浮かぶのは、医療保険だと思います。
さらにガン保険となると
万が一に備えて加入している人も多いでしょう。
21世紀の現在、人間の平均寿命が伸びるにつれて、
ガンで亡くなる日本人の割合が増加し続けています。
そして、日本人の2人に1人は、なんらかのガンによって
命を失うという状態になっているのです。
しかし、このガン保険は、ガンの治療技術がどんどん進化
している状況に対応していけていないのが状況でした。
保険加入者がガンを発症しても、ガン医療が進化した結果、
新しい治療方法にガン保険が対応できず、
保険が下りないというトラブルが増加しているのです。
住友生命が発表、契約後に開発された新薬もガン保険の対象に!
そこで、このようなガン医療の進歩に対応する為に、
住友生命は新しいガン保険を発売する事になりました。
公的医療保険が適用される治療方法である事を条件に、
保険加入時になかった新薬も含め、
医師がガン治療に使った医薬品をすべてカバーする
国内の保険業界初のガン保障特約を発売したのです。
住友生命の新しいガン保障特約は、
ガン保障の「目的」なら使えるとだけ規定されていて、
広くこれから開発される新薬のみならず、公的医療保険さえ
適用されれば、ホルモン剤や鎮痛剤にも適用される予定です。
ガン治療は、法律によって自己負担金額が規定されている
とは言え、闘病期間が長期に渡れば治療費は高額になります。
患者当人のみならず、家族の心労も多大なものになっていき、
それに加えて金銭面の負担がのしかかるのは大きな課題でした。
それに対応して誕生した、住友生命のガン保障特約、
発売後の評判は上々で、新規保険加入者の85%が、
このガン保障特約を保険に組み込んでいるそうです。
不治の病として人類の歴史に長く脅威として存在してきたガン、
しかし、早期発見やガン治療の技術進歩により、
ガンのキャリアーであっても、
日常生活が送れる程にガンのイメージは変化してきています。
今回の住友生命の保険を受けて、他の保険業者でも
同様のガン保障が発売されるのは間違いなさそうです。