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動脈硬化を防ぐにはジャンクフードを減らし、地中海式の食事を多く摂る!




動脈硬化にジャンクフードが及ぼす影響

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動脈を健康に保つ為には、ジャンクフードではなく、
地中海式の食事の方が有益な可能性がある

という研究結果が、カナダ、トロントで開催された
カナダ心血管会議(CCC)で発表されました。

世の中に普及しているファストフードですが、
その健康に及ぼす影響は問題が多いと指摘されています。

ジャンクフードの食事は、主に有害な脂肪酸から成り、
地中海式の食事には、一価不飽和脂肪酸や
多価不飽和脂肪酸などの、良質の脂肪が豊富に含まれています。

 

カナダモントリオール研究所による非喫煙男性28名への実験

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カナダモントリオール研究所のAnil Nigam氏らが
今回の研究を実施、非喫煙男性28人が対象になりました。

被験者は、最初に地中海式の食事、
後にジャンクフードの食事を摂りました。

地中海式食事には、鮭やアーモンド、
オリーブオイルで調理した野菜が使われ、

これに対してジャンクフードの食事には、
ソーセージ、卵、チーズを使ったサンドイッチと
ハッシュブラウン3個が含まれています。

 

実験結果、ジャンクフードの食事で動脈の拡張が24%低下する

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両方の食事を食べてもらった上で、
食事が血管内皮に及ぼす影響を調べた結果、

ジャンクフードの食事を摂った後では、
摂っていない場合に比べて動脈の拡張が24%低下しました。

つまり血流量が低下したのです。

一方で、地中海式の食事を摂った後の動脈は、
正常に拡張子血流が維持されました。

この事から、ジャンクフードを食べると、
血管を通る血流量が低くなり、
動脈に負担をかける事が分かったのです。

さらに、トリグリセリドの値が高い人程、
地中海式食事の効果が高い事も分かりました。

このトリグリセリドとは、中性脂肪の一種で、
動脈を狭くしてしまう働きをする物質です。

モントリオール研究所のAnil Nigam氏は、

「地中海式の食事は、動脈を健康に保つのに有用であり、
特にトリグリセリド値の高い人に有益と思われる」

とコメントしています。

 

地中海式食事とはどういうものなのか?

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ジャンクフードと違い、地中海式の食事には、
なじみが無い人もいると思いますので、
少し説明しましょう。

地中海式の食事とは、その名の通り、
ギリシャやイタリアのように
地中海沿岸に面する地域で摂られている食事の事です。

その地中海式の食事の特徴と言えば、

① オリーブオイルを多く摂る事
② 穀類、豆、野菜、果物を多く摂る
③ 甘味料は砂糖ではなく、果物やハチミツで摂る
④ 魚介類を食べる
⑤ 肉からは脂身や脂肪を取り除く
⑥ 低脂肪の乳製品を多く摂る
⑦ ワインは一日に1~2杯

これらを取り入れた食生活が地中海式の食事です

特にオリーブオイルは、
古代から不老長寿の薬と言われていたものですが、
医学的な注目を浴びたのは1970年代です。

アメリカのミネソタ大学のキ―ス博士が
心臓疾患の発症率や死亡率と
食生活の因果関係を調査した所、

欧米諸国に比較して、地中海沿岸諸国では、
心臓病の発症率や死亡率が極めて低い事が分かったのです。

 

赤身の肉や甘味、それに卵を食べる回数を減らしているのが特徴

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地中海式の食事で特筆すべきなのは、
私達日本人が毎日食べてしまっている、
赤身の肉や甘味、卵の食べる回数を減らしている事です。

特に、赤身の肉は月に数回、
そして甘味料や卵は週に2~3回と
かなり回数を減らしています。

これを、上のほうで書いたジャンクフードの構成食品、
ソーセージ、卵、チーズと比較してみると、

地中海式の食事では、見事にこれらの食品が
週に2~3回、または月に数回という回数に
制限されている事が分かりますよね。

必ずしも、ギリシャやイタリアの食材を使わずとも、
上に書かれている食事方法を守れば、
心臓病や動脈硬化のリスクを抑えられるのです。





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