腸内細菌は第二の脳!?最近のブーム「腸内細菌」について知っておきましょう
腸内細菌によって、太りやすさや性格が決定する?
少し前まで流行していた脳トレ、
ですが、最近のブームは腸内細菌なのだそうです。
腸内細菌と聞くと、消化と排出だけなんじゃないの?
と思われがちですが、意外にも、
脳内物質や血液を造る働きもあると言います。
つまり、私達の喜怒哀楽の感情は、
脳が生成する物質で生まれているのですが、
それも実は腸内細菌が造り出している理由です。
腸内細菌は、第二の脳というのは、
決して誇張やおおげさではないのです。
腸の中にいる腸内細菌の種類は1000種類
さて、腸内細菌は、どの程度の種類いるのでしょうか?
調査によると、これは1000種類だと言われています。
しかも、この腸内細菌、
人種や地域によって違うばかりではなく、
個人、個人でさえ、違っているというのです。
腸内細菌は、病気を予防したり、
病気を小さくしたりする免疫の機能も保有している事が
分かっています。
人によって、疲れ知らずの元気な人がいる反面で、
病気がちな人がいるのも、
この腸内細菌が関係しているかも知れません。
肉を食べないのに、部族全員がマッチョという民族の不思議
ニューギニアのパプア族の男は、
皆筋骨隆々のマッチョ揃いです。
これを見ると、さぞかし肉好きだろうなと思います。
しかし、パプア族の主食は、イモで、
肉はたまにしか食べません。
では、どうして、彼等の身体は、マッチョなんでしょうか?
ここに、腸内細菌が関係していると言います。
パプア族の腸には炭水化物をたんぱく質に換える
細菌がいるのです。
その細菌は、
クレブシェラやエンテロバクターという名前で、
びっくりする事には、パプア族が
食事と一緒に飲み込んだ空気中の窒素を
処理してたんぱく質に変換してしまうというのです。
その為に、パプア族は、肉を食べないのに、
疲れ知らずのスタミナ抜群な人々だと言います。
恐ろしいのは、腸内細菌、
摂取していない栄養素を大気中の窒素から
変換して造り出すとは驚きです。
腸内細菌の種類によって、太りやすい人とやせやすい人が決定する。
また、腸内細菌の種類のバランスによって、
人間の太りやすいとやせやすいが決定する
とも言われています。
体質や、努力の違いだと思われてきたダイエットも、
細菌の中に代謝を上げる菌がいるいないで、
決まっているとしたら・・。
この腸内細菌の秘密がさらに解明されれば、
飲むだけで痩せられるドリンクなんて、
夢のアイテムが登場するかも知れませんね。