生あくびは体調不良のサイン?普通のあくびと生あくびの違いとは
生あくびはどんな時に出るの?
たいして眠いわけでもないのに、
何度も繰り返すようなあくびを「生あくび」と呼びます。
眠気を感じている時に
思い切りするあくびは気持ちの良いものですが、
確かに生あくびは不快感が伴います。
あくびという行為そのものが、
まだ解明されていない部分が多いのですが、
過労や極度の緊張、脳の酸素不足などが
生あくびの主な原因と言われています。
仕事が忙しく疲れがたまっている時などに
生あくびが出るのが習慣化し、
体調不良のバロメーターとなっている人も
多いのではないでしょうか。
眠い時のあくびとの違い
眠気が強い時のあくびは、思わず「ふあ~あ」と
声を出してしまいたくなりますよね。
あくびは、まず大きく口を開けて深く空気を吸い込み
続けて一気に息を吐き出す行為だからです。
一度にたくさんの酸素を身体に取り込み、
脳を活性化させていると考えられています。
ですから、授業中や会議中など
大きなあくびをするのが憚られるような場もありますが
本当ならなるべく我慢をせず、
盛大にあくびをして脳をリフレッシュさせるのが
良いようです。
同時に腕や背筋を伸ばしたりすれば、
身体の緊張も解きほぐすことができます。
一方、眠くもないのに繰り返す生あくびは、
何か不快感が伴い、それを解消しようとして
強制的に出しているような感じがします。
リフレッシュ感も少ないですね。
室内の温度や酸素濃度などの環境に
関係している場合もあるので、
可能ならば窓を開けて換気をしたり、
部屋を出て深呼吸などしてみると
良いかもしれません。
脳の病気?気をつけたい生あくび
疲れや緊張などが
生あくびの主な原因と考えられてはいますが、
稀に生あくびが何らかの病気の兆候である場合が
あります。
あまりにも生あくびを頻発するようならば、
一度検査を受けてみる必要があるかもしれません。
生あくびを症状とする代表的な病気は
脳梗塞や心筋梗塞です。
血管が詰まることで
脳が酸素不足になっていると考えられます。
他にも、脳腫瘍や脳出血などの、
脳にかかわる病気の兆候であることがあります。
また、極度のストレスに晒され、
自律神経障害を起こしている時にも
生あくびが出ることがあります。
毎日のように生あくびが繰り返し出続ける、
場所を変えても生あくびが止まらない、
特にめまいや頭痛、吐き気などほかの症状を伴う、
といったことが続くようなら、
脳神経外科などを受診した方がよいでしょう。