皮膚トラブルや食中毒など・・梅雨の時期に多い健康トラブルを知りましょう。
梅雨時期の体調管理
もうすぐ梅雨に入りますが、
梅雨の時期は何かと体調を崩しやすく、
健康管理に注意が必要です。
梅雨の時期に起こりやすい健康トラブルをご紹介します。
梅雨になると、雨の日は肌寒く、
晴れている日は気温が上がりますので、
日によって気温の差が非常に大きくなります。
また、オフィスなどではエアコンを
使い始めるところも多いでしょう。
このような環境にいると、気温差に身体がついていかず
身体の機能や恒常性をつかさどる
自律神経が乱れてしまいます。
自律神経が乱れると、食欲不振や倦怠感が出たり、
免疫力が落ちて風邪を引きやすくなったり、
気分が落ち込んだりなどの症状が出ます。
このように気候に関連した体調不良は、
根本的に予防することは難しいのですが、
規則正しい生活をして、
栄養のバランスの良い食事を取ることや
運動をして汗をかくこと等が
自律神経のバランスを整える効果があります。
皮膚トラブル
梅雨になると、それまでの爽やかな気候から一変して、
ジメジメと湿度が高くなります。
また、気温も少しずつ上がってきます。
そうすると、カビやダニ、細菌が増殖します。
そのため、梅雨の時期はカビやダニによる
皮膚トラブルが急増します。
特に、アトピー性皮膚炎を持っている人は要注意です。
アトピー性皮膚炎の人は、
自分の汗すら皮膚への刺激になってしまいますので、
高温多湿の環境下で悪化しやすいのですが、
それに加えてカビなどのアレルゲンが増えますので、
さらに悪化する可能性があります。
梅雨の時期は、外出後や汗をかいた後は
すぐにシャワーを浴びて、肌を清潔に保つ、
室内をこまめに掃除するなどの対策をして、
皮膚トラブルを防ぐようにしましょう。
水虫に注意
梅雨の時期は、水虫も増加します。
水虫の原因は、白癬というカビの一種です。
この白癬は高温多湿の環境下を好みますので、
梅雨の時期に水虫になる人が多いのです。
水虫は、足拭きマットや床、
スリッパなどから感染しますので、
外出後は足を指の間までしっかり洗うようにしましょう。
また、一度水虫になった場合は、
きちんと治るまで治療を続ける必要があります。
一見症状が良くなったからといって、
自己判断で治療を中止すると、
再発の可能性が高くなります。
毎年、梅雨の時期になると
水虫が再発するという人も珍しくありませんので
注意しましょう。
食中毒が増加
梅雨の時期は、高温多湿で細菌が繁殖しますので、
食中毒も増加します。
食中毒予防の三原則は、食中毒の菌を
「つけない、増やさない、殺す」です。
調理器具はしっかり洗浄消毒して
菌をつけないようにし、食材はすぐに調理して、
調理後すぐに食べることで菌を増やさないように、
しっかり加熱もしくは冷却することで
菌を殺すようにしましょう。
梅雨の時期に特に気をつけたいのがお弁当です。
朝にお弁当を作って、会社や学校に持ってき、
そのまま放置しておくと
傷んでしまう可能性があります。
会社や学校の冷蔵庫に保管するか、
冷却バッグや保冷剤を上手に使うようにしましょう。
ジメジメと鬱陶しい梅雨の時期、
健康に注意して生活したいですね!